期待にまったく反して、しかし予想どおり、安保関連法案が成立してしまいました。
これは、放置しておけば、近未来、日本の大きな不幸を招くだろうと深く深く憂慮しています。
しかし、幸い国民にとっての勝負はまだこれからで、問題はまず来年夏の参議院選挙です。
「REUTERS ロイター」9月17日のHPの「安保「与党暴走にブレーキを」」という記事、そのとおりだと思います。
「柳沢協二元官房副長官補は17日、共同通信社で開かれた放送協議会運営委員会で講演し、安全保障関連法案について「巨大与党の暴走のブレーキ役として、来年夏の参院選で(野党が参院で多数を占める)『ねじれ国会』をつくるべきだ」と主張した。
同時に「戦争法案かどうかという議論があるが、市民感覚で捉えれば、自衛隊は立派に戦争するようになる」と強調。「これまで自衛隊は海外で1人も人を殺していない。そういう日本の『ブランド』を壊すことになる」と述べ、法案の問題点を重ねて指摘した。」
与党の暴走に本格的なブレーキをかけることができるは、国会、衆参両院の反対政党のみです。
そこで、筆者自身、現状は支持政党なしですが、2014年12月の衆院選挙の時書いたとおり、次回も「戦略的投票」をして、「戦略的政権交代」への流れを作りたいと思っています。
多数決原理の議会制民主主義の国では、多数の議席を獲得した政党であれば、法律を成立させることもでき、廃止することもできます。
手遅れになる(議会制民主主義が機能しなくなる)前に、ぜひブレーキをかけたいものです。