猛暑が急に終わったかと思うと、秋雨前線に台風、そしてまたしても記録的豪雨です。
被害を受けられた方々に、心からお見舞いを申し上げます。
また、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
あちこちで「記録的…」つまりこれまで体験したことのないような被害が続いていて、他人事とは思えません。明日は我が身なのではないか、と心配です。
香川は今日は久しぶりの快晴で、庭の萩の花はみごとな満開だったのですが、気持ちはあまり晴れませんでした。
今回の豪雨―洪水にももちろん心が痛むのですが、これは気候変動の急速な進行の一つの現われだと思われて、これで終わりではないだろうな、と深い憂慮を感じるのです。
2010年に書いた記事を以下、再度掲載します。
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007年4月、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が、
2020年代(気温上昇幅 0.5~1.2度程度)
・ 数億人が水不足による被害にさらされる
・ サンゴ礁の白化現象が広がる
・ 生き物の生息域が変化し、森林火災の危険性が増す
・ 洪水と暴風雨の被害が増える
・ 栄養不足、下痢、呼吸器疾患、感染症による負担が増える
・ 熱波、洪水、干ばつにより病気になったり、死亡したりする確率が増える
・ 感染症を媒介する生物の分布が変わる
・ 北米では、河川の流量が減り、現在のような水需要は満たせなくなる
という近未来予測と警告を公表していました。
これらの予測は、すでに顕著に予測以上のスピードで現実化していると見えます。
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ぜひ、対症療法的な対処だけでなく、根本療法的なアプローチを、多くの方々と共有したいと強く願っています。
持続可能性に関する、関連記事をお読みいただき、率直なご意見をいただけると幸いです。
「持続可能な社会の条件」
「持続可能な社会とスウェーデン・モデル」
「環境問題と心の成長」