心おだかやでいられない部分

2013年09月05日 | 持続可能な社会

 前回は、まずポジティヴな面からということで、「心おだやかな田舎暮らし」としましたが、実を言えば、心おだやかにばかりはいられないこともあります。

 下の画像は、我が家の南側ですが、ちょうど左半分が休耕田というか耕作放棄地、右半分が青々とした稲田です。





 右半分、南西側だけを撮ると次のようになって、いかにものどかで美しい日本の農村です。





 我が家のある綾歌郡綾川町は、讃岐平野から四国山脈に少し入った中山間地の農村で、日本中の農村とまったく同じ問題を抱えていて、農業者が高齢化し後継者がいないため耕作放棄地が目立ってきています。

 のどかで美しい日本の稲田の風景がいつまで続くのか、特にTPPで米・麦の特例が認められなかったらどうなるのか、もっと年をとってから荒廃していく農村の姿を目の前で見なければならないことになるのか、そういうことではあまり心おだやかでいられない部分もあるのです。

 しかし、それは日本と国全体のこれからの総合的・統合的政策の一部としての産業政策、農業政策がどうなるかにかかっていますので、個人として心配しすぎても、力の及ばないところがあります(可能なかぎりの発言は続けますが)。

 ともかく、今目の前にある美しさを味わわせてもらうことにしようと思っているところです。


 以下は、近所にある岡の御堂古墳とその案内板、その近くの路傍にあった可愛い野仏の画像です。











 おかげさまで、こちらでは今回の豪雨は少しそれたようで、庭が水浸しになった程度で、大きな被害はありませんでした。

 記録的豪雨や竜巻で被害を受けたみなさんに心からお見舞いを申し上げます。

コメント
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