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『名画で読み解く ブルボン王朝12の物語』

2022-08-01 17:27:03 | 日記
『名画で読み解く ブルボン王朝12の物語』
中野京子

<名画で読み解く>シリーズ第2弾。
フランス・ブルボン王朝の物語。

ブルボン王朝(1589年―1792年)は、
カペー朝(987年ー1328年)
ヴァロワ朝(1328年ー1589年)
に続くフランスの王朝。

フランスが領土をガッと拡大してヨーロッパの大国になったのは、
カペー朝第7代国王フィリップ2世(1180−1223)の時代。
イギリスの(みんな大好き)リチャード獅子心王に続く
ジョン失地王のおかげです。
フィリップ2世は、王侯揃いの第三次十字軍に英王リチャード、
神聖ローマ帝国フリードリヒ1世(赤髭王)と共に出兵した人。
そして特技「長生き」で領土拡大した人である笑


ヴァロワ朝の断絶(1589年)は、ユグノー戦争の最中に
アンリ3世が暗殺されたため。
アンリ4世が即位して、ブルボン朝スタートです。
って、名前一緒じゃん!
一連の騒動は3アンリの戦いと言われ、アンリはもう一人いたらしい。
紛らわしいな!!!

以下、収録作。

ルーベンス『マリーのマルセイユ上陸』
ヴァン・ダイク『狩り場のチャールズ一世』
  革命によって処刑された国王と言えばルイ16世のイメージですが、
  それに先駆けて処刑されたのがイギリス王チャールズ1世ですね。
  この隣国事情をルイ16世は熱心に学んでいたらしいですが
  時代のうねりというか、フランス革命を避けることができなかったのは感慨深い。
ルーベンス『アンヌ・ドートリッシュ』
リゴー『ルイ十四世』
ベラスケス『マリア・テレサ』
ヴァトー『ジェルサンの看板』
カンタン・ド・ラ・トゥール『ポンパドゥール』
グルーズ『フランクリン』
コベール・ロベール『廃墟となったルーヴルのグランド・ギャラリー想像図』
ゴヤ『カルロス四世家族像』
ダヴィッド『ナポレオンの戴冠式』
ドラクロワ『民衆を導く自由の女神』

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