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【読書メモ】2012年4月 ③ 宮部みゆき2作

2019-12-19 13:41:54 | 【読書メモ】2012年
<読書メモ 2012年4月 ③ 宮部みゆき2作>
カッコ内は、2019年現在の補足コメントです。


『日暮らし』宮部みゆき
文庫で上中下。
上巻だけ読もうかなーと思ったら一気に全部読んでもた。

(<ぼんくら>シリーズという表現で良いのかな?
 ぼんやり同心・井筒平四郎が主人公で3作品が発表されています。
 順番は、『ぼんくら』『日暮らし』『おまえさん』です。

 って、また読む順番まちがったあ!!!
 毎度おなじみのポンコツ読書!!!
 まあ、いいけど。

 おっさん同心の甥っ子で探偵役の賢い美少年・弓之助と、
 記憶力抜群の“おでこ”が良い味出して活躍します。

 前半は連作短編っぽいんですが、全体のプロットがしっかりしていて
 アレよアレよと言う間に上中下いっき読みしてしまいます。
 さすがの宮部先生!時間泥棒!!(褒めてるつもり)

 ちなみにこのシリーズの表紙イラストは、村上豊さん。
 飄々とした雰囲気が大好きなんですが、
 浅田次郎とか朝井まかてとか、なんか、同じようなデザインの
 表紙が多くないか…?
 時代小説は村上ワールドにすると売れる、とか、あんのかな。
 村上氏のせいではないのだけど、なんだかなあである)


『平成お徒歩日記』宮部みゆき
もっと歩きなさいよと思ったけど、自分も歩きたくなった。
江戸市中引き回しコースを歩いてみたい。

(赤穂浪士が辿った道や、八丈島へ島流しにされる罪人が歩く道など
 時代小説で見かける場面、実はこんなルートだったのかあという
 なかなか為になる一冊。
 とはいえ宮部先生、良いお年なのかなんなのか、
 ちょっと休憩が多いような気も…。
 文章や江戸時代の知識はめっぽう面白いので、読むだけで楽しいです。
 で、物足りなければ自分の足で歩けばいいか、という一冊です)

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