思惟石

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【読書メモ】2012年8月① 瀬尾まいこ!!きた!!

2020-02-17 17:30:09 | 【読書メモ】2012年
<読書メモ 2012年8月 ①>
カッコ内は、2020年現在の補足コメントです。
瀬尾まいこさん、好きなんですよねえ。
2010年には読んでいて、好きだなあ〜と感じていたんですが、
ここにきてようやく一気読みに突入しました。
時差…。

どうでもいいけど、本好きの先輩と話していた際に、
評価が定まった過去の作家さんとはちょっと違って
現代作家さんを「好き!」って宣言するのって
すこしだけ慎重にならない?みたいな会話になりました。

世の中の読書人はどんなもんなのでしょうか。
私と先輩、自意識過剰ですかね…。

なにはともあれ。
瀬尾まいこ月間ですよ!


『強運の持ち主』瀬尾まいこ
直感で占う占い師の話し。
駅前のショッピングモールで働いているらしい。
すごく良かった。
瀬尾まいこすごい。

(元OL占い師が主人公の、4つの連作短編集。
 陳腐な褒め言葉で恐縮ですが、
 「読み終わったら元気になりますよ!!!」
 こんな陳腐な褒め言葉で瀬尾まいこを勧めるな!!と自分を殴りたいけど、
 まあ、でも、そういうことなんですよ)


『優しい音楽』瀬尾まいこ
瀬尾まいこブーム。
朴訥としてるフリして気が利いてるセリフや心理描写がいいなと思う。
狙って練っているんだろうけど。

(ちょっとふしぎな感じのする恋の物語、3篇。
 家族を紹介してくれない頑なな恋人の表題作、
 ずるい不倫男の話しなのにずるい魅力がある(男にというか話に)
 『タイムラグ』、
 恋人がリストラおじさんを拾ってきちゃうトンデモスタートの
 『がらくた効果』。
 どれもこれも、ずるいくらいうまい。おもしろい。
 ひねりのない感想ですが、「良い」ですよ!!!)


『戸村飯店青春100連発』瀬尾まいこ
関西弁いいなあ。

(坪田譲治文学賞受賞作。
 超庶民的中華料理屋の男兄弟のお話し。
 若気の至りというか10代の悶絶するようなあれこれとか
 ほんと、苦手なんですよね。
 自分の痛い時代がちらついて、正視できない。
 途中まで、ちょっとハマらないかなあ、とか、
 個人的色眼鏡で読んでいたんですが
 そこは瀬尾まいこですよね!
 おもしろかった!!
 あと関西弁は良いね!!)

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