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【読書メモ】2012年9月②

2020-03-13 16:03:59 | 【読書メモ】2012年
<読書メモ 2012年9月②>
カッコ内は、2020年現在の補足コメントです。


『卵の緒』瀬尾まいこ
ちょっと変わった性格の母親としっかり者の息子
という設定は鉄板だなあと思う。
が、とにかくセリフが良かった。
こどものこと「かなり好き」と言う表現も。

(2作の中篇が収録されてます。
 表題作が坊っちゃん文学賞大賞受賞作(2001)であり、
 作者のデビュー作でもあります。
 他に『7's blood』収録)


『武士の家計簿』磯田道史
猪山家に感情移入してしまう。
元気に暮らしているだろうか・・・知りたい・・・、

(映画化もされましたね。
 この原作は、小説ではなく、新書です。
 でも、めちゃくちゃおもしろい!!オススメ!!!
 『金沢藩士猪山家文書』という武家文書から発見された
 武家のリアル「家計簿」を、研究者の視点で解説してくれます。
 おもしろいですよ!!)


『女王蜂』横溝正史

『悪魔の手鞠唄』横溝正史
磯山警部かわいそう。

(相変わらずの金田一ブームです)


『向日葵の咲かない夏』道尾秀介
(これ、ネタバレのコメントです!
 すっごく辛口です!!!!
 ファンの方はすみませんね!!!

 どーでもいい方だけ、下方に、どうぞ。




 以下、2012年当時の読書メモ)

賛否両論みたいだが、ダメダメです。
3才児のセリフがへたすぎて、こりゃ犬かなんかだろ、
とすぐにわかる。
叙述トリックというらしいが、そんなに大層なものではないのと、
キ○ガイが都合良く出過ぎで、なんとか騙されてください!
という作者のダメさが出ている。ダメ。


(はい、偉そうにすみません…。
 なんか、読んでいてカチンと来たんでしょうね…。

 とはいえ、この作者の作品、悪くないんですけど
 あまりグッと来ないってのもある。
 貫井徳郎よりは良いとも思ってる)

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