~子どもたちの心と、地域を元気に!~ 阪南市議会議員・浅井妙子の活動日記

NPO法人理事長から、市議会議員に!フツーの市民が感じる「?」や「❕」や「・・・」を、いっしょに考えていきます!

18/9/17(祝)「泉州アートサミット」参加しました🍀

2018年09月17日 | まちづくり・市民活動
泉大津市にあるテクスピア大阪を会場に開催された、
「泉州アートサミット」に行きました。




「文化芸術のチカラ×まちづくりのみらい~まちづくりとアートを学ぼう!」
というテーマで、
劇作家であり演出家である平田オリザさんが、
基調講演、パネルディスカッションのコメンテーターをされるという企画に惹かれての参加でしたが、
本当に、行ってよかったイベントでした。

泉州といっても、
なぜか参加は、
泉大津市、泉南市、阪南市、岬町の
3市1町だけでしたが、
平田オリザさんの講演は、
泉州各市各町の文化事業、まちづくりに関わる職員の方々に、
ぜひ聞いてほしい内容の講演でした。

ポイントだけですが、
●人口減に悩む行政は「どうすれば増えるか」と、さまざまなサービスを作り出すが、人が集まるしかけが大事。
➡「おもしろい町をつくる」「出会いのある町をつくる」ということ
➡そのために、文化が果たす役割は大きい
➡「教育」「文化」に魅力ある町には人が集まる

●文化芸術の果たす役割
➡「身体的文化資本」……ホンモノだけに触れる体験を重ねることで身につく価値観・判断力(自己決定能力)。
たとえば、人種や性差への偏見の有無、コミュニケーション能力、感覚のセンスなどは、「身体的文化資本」が身についているかどうかがポイントで、教育や文化施策によって、「身体的文化資本」を持つ市民が増えることで、町が変わる。

●これがいい、という1つのものではなく、「重層性のある社会」であること
➡たとえば、人を繋げる場所には、たくさんのメニューがあること
自分の町でできないことは、近隣の町と協働などの試み……行ける範囲の中にあることで満足できる

●「会話」と「対話」の違い
「会話」……気のあう人との楽しい話
「対話」……知らない同士、価値観の違う人との話
➡「対話」が大事

●どことどこが繋がっている、というきっちりしたネットワークではなく、
「誰かが誰かを知っている」緩やかなネットワークがいい

思わず引き込まれて、
メモをとらなかった話もあったりして、
語り尽くせない内容の講演でした。

平田オリザさんとともに文化施策を進める、兵庫県豊岡市の実践報告も、
感動の連続でした。

中身の濃いアートの可能性、
ぜひ実践に繋げていきたいです。