「心ゆたかな暮らしを」  ~Shu’s Page

小説のレビュー、家族の出来事、趣味の事、スポーツ全般など、日々の出来事をつづりながら、一日一日を心豊かに過ごせれば・・・

死について考えさせられる一日

2008年04月23日 | 雑感・日記的な
光市母子殺害、当時18歳の男に死刑判決…広島高裁

山口県光市の母子殺害事件の広島高裁の判決がでましたね。

大方の予想通り「死刑」とう極刑でした。弁護側が上告したので、これからもうしばらくかかると思いますが、この判決が覆ることはないと思います。


この事件によって、多くの人が「命」、「身内の死」、「死刑」について考えさせられたことでしょう。


僕は死刑存置論者というほどでもありませんが、死刑制度は必要やと思います。人の命を奪ったわけですから、自分の命をもって償うことは、至極当たり前の事です。

しかし、人の命を奪うに至る経緯に、何だかの情状酌量の余地がある場合、死刑ではなく、生きて罪を償うべし、という次に重たい量刑の「無期懲役」」となる訳ですが、この無期懲役というのが何だかねぇ~・・・。

それよりも終身刑を日本も採用したらいいと思うんです。 終身刑にも「相対的終身刑」と「絶対的終身刑」がありまして、日本の終身刑(無期懲役)は、仮釈放の可能性がある相対的終身刑なんですね。読んでみると・・・

>日本の例を見てみると、法制上は10年を経過すれば仮釈放の申請が
>可能になるが、実際には、最近では基本的に最低20年以上が
>経過しなければ仮釈放が認められない運用がされており、
>2005年の仮釈放者の平均在所年数は約27年となっている。

とのことです。

それに比べて、絶対的終身刑とは

>仮釈放による社会復帰の可能性がなく、終生に渡って身体の自由を
>拘束されるものをいう。

です。恩赦による刑期短縮の可能性も若干残っているようですが、だいたいが一生を刑務所で終えるのです。


過失の度合いや、殺意の有無、殺害人数等々・・・色々と考慮される部分はありますが、人の命を奪ってしまった者には、情状酌量したとしても、一生刑務所から出れない、生涯をかけて罪を背負い、罰を受け続けなければならないという絶対終身刑を採用してもらいたいものです。

しかも悪質な場合には、一生独房とか面会謝絶とか、命をつないでいくだけの最低限の食事、睡眠、運動などだけを許可するだけにして、もちろん娯楽なんか一切なしという、「最高終身刑」みたいな量刑を作ってもらいたいです。

そうすることによって、「人を殺して刑務所に入りたかった」なんていう岡山駅でのホーム突き落とし事件みたいな悲劇が二度と起こらないような抑止力になるかもしれませんしね。


話はそれましたが、本村さんの会見は本当に見事でしたね。本当に立派でした。

記者からの心無い質問にも、的確で全く無駄がなく、間違いのない受け答えでした。 本当に冷静で頭の良い方なんでしょうね。

今日までの9年間、本当にお疲れ様でした。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます (Shu)
2008-04-24 09:19:05
コメントありがとうございました。

>死刑廃止論者は、自分自身の身内、子どもが
>殺害された時に死刑は廃止と言い続けられるの
>でしょうか そいつらはすべて、ひとごとですわ 

そうですよね。

今回の判決から、裁判長も「遺族感情」を大きく汲み取る方向に傾きつつあるような気がします。
やっぱり、人間が人間を裁くのですから、すべて機械的に判断はできません。 そこに感情があるからこそ、「名判決」とよばれる判決があるわけで・・・

今後の「死刑廃止・存置」論の方向を見守っていきたいと思います。
返信する
Unknown (死刑存置論者)
2008-04-23 21:46:08
あなたの言うとおりです。私は死刑制度廃止議員連盟に所属している国会議員なんかに国家、国民を守れる訳がないと思います。死刑廃止論者は、自分自身の身内、子どもが殺害された時に死刑は廃止と言い続けられるのでしょうか そいつらはすべて、ひとごとですわ こうして語ってるうちにも腹が立ってきたのでもうやめます
返信する

コメントを投稿