「心ゆたかな暮らしを」  ~Shu’s Page

小説のレビュー、家族の出来事、趣味の事、スポーツ全般など、日々の出来事をつづりながら、一日一日を心豊かに過ごせれば・・・

プロ野球の開幕について

2011年03月19日 | スポーツ
難しい問題ですね・・・

4月12日に開幕を延期したパ・リーグと、予定通り3月25日に開幕すると決定したセ・リーグ、両方のHPを見ますと、東北にフランチャイズのある楽天が所属しているパ・リーグは、「どう考えても3月25日は無理」ということでしょう。

日程上の都合や、色々な問題があって25日に開幕を決定したセ・リーグなんでしょうが、関東全域では、計画停電が行われていたり、福島原発の問題、ガソリン不足、電車等のダイヤの乱れ・・・、それら諸々を勘案するだけでも、少なくとも延期すべきでしょうね。

セ・リーグのHPに記載されているコメントの最後に・・・、

>2001年9月11日の米国同時多発テロの後、メジャーリーグが試合を再開するにあたって、
>セリグ・コミッショナーは次のような談話を発表しました。
>「野球は小さいけれど、人々が悲しむとき、連帯するとき、特別な役割を果たすことが
>できる。米国そのものに似て、野球は人々を鼓舞する力がある」
>私たちもまた、国民の復興の精神と野球の力を信じています。私たちはあらゆる工夫と
>努力を重ねて野球を続け、選手の真剣なプレーをお見せしながら復興を全力で支援したいと思います。

とまぁ、アメリカを引っ張り出してきて「我々の開幕は正当だ」と誇張しているようにも受け取れます。 9・11と今回の地震災害とは全然違うと思いますよ。 アメリカの例を引き合いに出さなくても、自分たちが「正しい」と思って決定したのなら、堂々と開幕すれば良いだけで、わざわざ他国のコミッショナーのコメントを引っ張ってこなくても良いと思いますがね。

いずれにしても、プレーする選手たちの気持ちが「野球に集中できる環境ではない」ことを思うと、モチベーションの意味からも、100%のプレーが出来るかどうか、疑問は残りますね。

日本プロ野球選手会会長の新井貴浩(阪神タイガース)さんは、開幕延期を主張しながらも・・・、

>選手会としては、本来であればNPBとともに一致団結し、いまプロ野球が
>何をすべきかを共有して、社会に貢献しなければならないこの時期に、
>要らぬ対立をしたいとは全く思っておりません。選手会も、一日も早く、
>被災者や社会を勇気づけるために試合をしたいという気持ちは同じです。
>そのような意味で、NPBにおいても、上記のような点(電力事情や安全面も
>配慮するデーゲームでの開催等の方法)再考いただけると信じたいと思っております。

と、コメントをしております。

震災前のように、選手が全力で気持ちよくプレーが出来て、野球ファンが気持ちよく応援できる環境になってくれればベストですが、強行に決めるのではなく、よりベターな決定が下されることを祈っています。