素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

有馬温泉から姫路城へ

2021年12月16日 | 日記
 今回の1泊2日の旅、好天に恵まれたことが幸運だった。高齢の叔母は車椅子での移動がメインになるので寒かったり、まして雨だったら出歩くことがままならないからだ。

 有馬温泉から姫路までは、中国自動車道に出て山陽自動車道を経由すれば1時間余りで到着する。世界遺産だけに姫路城は城郭の構造を保存しているため車椅子の叔母との見学は力を要する。

 天守閣には登ることができないので、逆回りのコースで天守閣下の備前丸まで行くことにした。事前にスタッフの方から危険ポイントの説明を聞いたが、勾配のきついポイントが5カ所予想以上にきつかった。さすがに防御の工夫に定評があるだけのことはあると実感した。ラグビーのスクラムを押す感覚だった。車椅子の叔母も「これじゃなかなか敵は攻められないわ」と体感できたようだった。念願の姫路城を間近に見て、テレビでは感じることができないスケールの大きさにご満悦だった。


 1333年に初めて姫山の地に砦が築かれて以降、羽柴秀吉、池田輝政、本多忠政らが次々と拡張して現在の全容が整ったのは1618年。約300年の歳月の結晶である。スペインの着工されてから130年以上経てもいまだ完成していない建築家アントニ・ガウディの最高傑作と言われている「サグラダ ファミリア教会」。2026年に完成予定みたいだが、姫路城を考えると驚くこともないかと思ってしまった。

 姫路城


 姫路からは国道2号、姫路バイパス、加古川バイパス、第二神明、阪神高速と乗り継ぎ16時50分無事に帰ることができた。運転手の役目を無事果たしホッと一息をつく。
コメント
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