素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

都七福神の大護摩符(色紙)

2014年12月23日 | 日記
 (クリック)⇒今年の1月17日に、日本最古の都七福神を自転車で回った。リュックからはみ出した大護摩符(色紙)を背中につけて9時間の長旅であった。縦38cm横45.5cmの大護摩符、スタートの東寺で受け取った時予想以上の大きさに若干あせったが、無事に回り終わった後も家の中に飾る適当な場所がないのである。苦労した分、それなりの所に飾りたいと思いながら1年近く経ってしまった。

 先日、妻の所属している山草会の活動の一環として松竹梅の寄せ植え講習会が初めて行われた。参加した妻が「思ったより時間がかかった」と90%完成の状態で持ち帰ってきた。資料を参考に続きをやらせてもらって完成した。これも思ったより大きく、「どこに置いたらいいだろう?」という話になった。座敷に床の間でもあればベストなのだが、我が家の床の間は米その他の保管場所になっていて役に立たない。それならばここしかないと思いついたのが玄関の靴箱の上のスペース。今は小さい鉢をいくつか置いているが、これらをどけて松竹梅の寄せ植えをどんと据えれば新年らしい雰囲気が出ると意見が一致した。

 寄せ植えの白い砂は禅宗の庭園同様、水を表現しているのでここに宝船を浮かべてもいいと講師の先生が言っていた、と妻が口にしたときアッとひらめいた。「バックに大護摩符がいけるんとちゃう?」急いで色紙をとってきて合わせてみたらである。寄せ植えのことがなかったら全く思いつかない場所だったが、結果的には家の中で一番おさまりの良い所にやっと安住できたという感じ。
  ついでに白い砂の上には来年の干支の羊の置き物。中学の修学旅行の箱根で、杉の木目を使った細工が気に入り自分と弟の干支のうさぎと羊を買ったもの。小遣いの大半を使ってしまい、ほかのお土産はほとんど買うことができなかった。家に帰って見せた時、みんなに笑われた。まことに不本意であったが、今となってはなつかしい思い出。その後、2つともずっと私と一緒に名古屋、大阪とついてきている。かれこれ50年近くになる。のせてやりたくなったのである。

 夕方、娘が米を取りがてら、山ナリエをみるために山崎からやってきた。明日が終業式なので早く帰ったが、版画の出来栄えを自慢したかったみたいでわざわざ持ってきてくれた。刷ったものはまだ学校にあるみたいだが、返されたらもらう約束をした。またまた飾るところを考えないといけない。
 
コメント
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