素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

度忘れが増える

2014年07月04日 | 日記
先日、Hさんと生駒山に走りに行った時、私の息子の自動車を使って移動した。待ち合わせ場所で乗り込んだ途端「この車、ナビがついてないんですね」とHさん。近ごろ珍しく装備はいたってシンプルである。「そうなんですよ。走ればよしという感じです。だけど、・・・????」と言葉が切れてしまった。『ETC』という単語を度忘れして出てこないのである。「だけど、ETCもついていなくてとっても不便です」と話しを続けたかったのだが、何だったかなあと必死で記憶を呼び戻すことになったので沈黙の時が流れた。ランニングをしている時も頭の隅っこに思い出せないモヤモヤ感があった。結局、帰宅して車庫入れをしている時に「何やETCやん」とパッとでてきた。

 以前からも、芸能人や歌の名前などを度忘れして思い出すまでモヤモヤすることはあったが、最近そういうことが増えて来た。

 今日は今日で、近所のMさんのテニスのお付き合いをした。月に一度、寝屋川公園のテニスコートで1時間ほど自由に打ち合っている。といってもテニス経験のない私のボールはまことに不規則で「ほんとにいいのかな?」と思ってしまう。Mさんに言わせれば、経験者とすると気が抜けずしんどいとのこと。70歳を越えているので気楽にテニスを楽しみたいのでちょうど良い。という言葉に甘えさせてもらい無手勝流で楽しんでいる。

 先月の中旬にMさんは奥さんと2人で礼文島へ行って来たらしい。礼文島に3連泊して自分達で自由に島内を散策して花を堪能して来たということから、プレーの合間には花談義となった。「今は????・・・・」と花の名前が出てこないのである。映像は頭にしっかり浮かぶ。

  思い出そうとするのだが「ピラカンサ」という単語ばかりが出てきて邪魔をする「ピラカンサスはトゲのある、赤い実のなる木、違うやろ!」とまたしょうもないことでモヤモヤ感を持つ。

 帰り道でも、いたる所で見ることができたが名前は出ずじまい。

 夜、寝屋川公園の事務所で妻がもらってきた寝屋府下の公園のチラシを何気なく見ていたら「万博記念公園だより7月号」にその花の写真と解説が載っていた。

 「アガパンサスや!ピラカンサ?ちょっと似てるな」と思わず口にしたら、妻が驚いて「全然違う!赤い実のなる木がピラカンサ。アガパンサスは今そこらじゅうに咲いている涼しげな青い花!」「そいうこではなくて」と説明しようと思ったが、度忘れの話だけのしょうもないことなのでやめた。

 度忘れをネガティブにとらえず、脳のトレーニングだと思い、思い出すための連想ゲームを楽しむことにする。




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