海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

ジープで浙江省の本社へ

2023-04-16 | 写真日記

高速道路のドライブインで

 

工場の近くでは妖怪の森くんがゆっくり移動中

 

14日に浙江省の工場へジープで高速を飛ばし最終打ち合わせと確認に行った。中国はメーデー休暇を控え私は帰国を控えているので、スケジュールが合うのはこの日しかなかった。上海中心部から浙江省の工場までは、車で約3時間半ほどかかるが、今私が住む上海郊外の松江からは約2時間半。つまり、上海市内の高速道路を抜けるのに1時間かかる計算になる。途中で高速道路のドライブインに寄ると団体旅行のバスツァーも普通に再開されていて、すでにコロナ前に戻っているような雰囲気。

料金所ゲートで、前のトラックがもたついていた。聞くと、食料を積んだトラックは高速道路料金が無料になるので、積荷のチェックなどがあり時間がかかると教えてくれた。つまり食料運搬車の高速料金は、お上持ちという事になるので、ちょっとびっくり。もし、この高速道路料金が徴収されるとなると、食料の販売価格に反映される事になる。これは、凄すぎて素晴らしいシステムだ。。ちなみに、私が住む松江から浙江省の工場近くまでの高速料金は、112元(約2200円)。

ここ数日の上海は大気汚染指数が高く空もどんより状態だが、浙江省に着くと上海より大気は澄んでいた。日本は黄砂の影響もあり最悪だと聞いていたが、京都亀岡の丸尾山で採れる極上の天然砥石の一部は、黄砂だという説もある。黄砂の歴史は7万年前からと言われていいるので、丸尾山の砥石が黄砂というのも納得出来ない訳ではない。日本では和歌の季語(朧月夜)にもなっているので、春の風物詩のようなもの。日本に飛んで来る黄砂を集めて、人工砥石にするという活用法を思いついたが、ダメなのかなぁ。

☆和歌山の岸田首相発煙筒事件、本当に日本は過去の教訓を学ばない平和ボケした国民だなと思う。最初に容疑者を取り押さえたのが地元の漁師だった事も警察のメンツ丸潰れ。発煙筒ではなく銃だったらどうなっていたか。

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中国の米

2023-04-14 | 写真日記

生産地ハルピンの吉林小町香米

 

以前は上海の出前館で中国産の米をオーダーしていたが、今の私が住む地域では配達圏外。という事で、近所のスーパーで生産地が哈尔滨(ハルピン)の"吉林小町香米"を買ってみた。この米を選んだ理由は、日本の品種と同じ小町という名前にひかれたからだ。値段は2.5kgで29元(約600円)だったが、これがけっこう日本米に近く美味しかったのだ。以前は、この米の二倍以上の値段で売っていた米を買っていたが、それより味も香も日本米に近く美味い。以前住んでいた頃に買っていた米が好きではなかったので、日本の料理人に教えてもらった炊き方を実践し、3合に対して本物の蜂蜜を小さじ一杯半入れて炊き誤魔化していた。ただこの方法は蜂蜜の種類を選ばないと、その蜂蜜の香りが強くなりすぎるので注意した方が良いけどね。

中国の主食は米か小麦だが、米を食う文化は南の方で、北や西では小麦が主食。北は小麦を使い麺や餃子や饅頭で西の方へ行くと餅(ピザの下地)などが主食になる地域もある。よく言われている事だが、日本のラーメンと餃子とライスの定食は、中国人に言わせれば全部が主食定食という事になる。

上海で外食時にご飯を頼むと日本人全員が不味いと言うが、私もそのひとりで、過去一度も美味しいと思った事がない。2008年の頃だったが、凱旋路に美味い焼肉屋があり店のスタッフと親しくなったので、日本米を炊いて炊飯器ごと持ち込み複数人で食っていた事があった。店のスタッフも日本米に興味があったようなので、スタッフみんなに食べてもらったが、日本米の水分の多い粘りのある感触と香りが合わなかったようで、スタッフ全員美味しくないという答えが返ってきた。その店のスタッフ全員が安徽省出身なので、中国人全員が日本米を嫌う訳ではないけどね。

コロナ前の話になるが、とある上海人から美味しい日本米と美味しい漬物と美味しい味噌汁だけを出す店を作りたいのだが、誰か日本人でやれる人は居ない?と相談された。つまり、日本通の上海人は、日本で食べた米と味噌汁と漬物のファンが多く、特に京都の漬物文化は信じられないほど素晴らしいと言っているそうだ。そういえば、中国の漬物文化ってあるようでないような物だもんね。(日本通の人へのお土産は、意外と漬物って喜ばれるかもよ)

☆2週間ほど前に、浙江省で初めて食べた生搾菜の漬物はとても美味しかった。これって、どうやって漬ているの?と聞くと、聞かない方が良いという答えが返ってきた。後で聞くと、足で踏んで作っていると教えてくれた。そうね、食っている時に聞かないほうがいいよね。

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火災に備え防煙マスクを購入

2023-04-12 | 写真日記

ネットで購入

 

先月の事だが、近所で深夜に充電中の電動バイクバッテリーから出火し火事があったそうだ。幸いにも大きな火事にならなかったが、6階に住む私の友人の知り合いから聞いた話だと、煙の中を階段で避難する場合は煙を吸い込む事になるので相当注意した方が良いと教えてくれた。という事で、防煙マスクをネットで購入。火災は火より煙の方が怖いという事は知っていたが、実際に火事を経験した人の話はリアルだもんね。

火災時の避難についてネットで調べてみると、深夜の火災の怖さは周りが暗く煙にまかれると自分が何処にいるのかわからなくなるそうだ。という事で、普通の懐中電灯ではなく高出力のLEDと防炎マスクをセットで用意しておいた方が良いとの事。また、実際に避難口を確認し使ってみる事も大事という事で、夜に数カ所ある階段を実際に降りてみたが、夜の階段の照明は相当暗く絶対に高出力LEDは必要と感じたよ。

上海に長く住んでいて意外に思っている事は、消防車が走っているのを見る機会が東京より圧倒的に少ない事。こちらの建造物はレンガ造りで木造の建築物が少ないのも理由のひとつだろうが、年に一度は漏電検査やガス漏れ検査に検査員が自宅にも来るので、意外と防災体制はしっかりしている。ただ、水周りのトラブルと鍵のトラブルは結構多いけどね。

☆10日にビザ更新手続きに虹橋方面まで行ったが、予約したにもかかわらず外国人ブースは激混み状態で3時間半待ち。こんな事なら最初から浦東のビザセンターに行った方が楽だったと反省。外国人がビザを更新する場合、外国人が多く住む地域は避けた方が良いようだ。昨年は、新型コロナの影響で海の近くの金山まで行ったのを思い出す。中国も4月29日からメーデー休暇なので海外へ行く人も多いようでビザセンターも激混み状態。

 

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かつては日本人専用マンションだった

2023-04-09 | 写真日記

ここ数年灯りがついているのは最上階付近のみ

 

日本のディベロッパーが建てた日本の駐在員用の高級マンションが今もあるが、夜に見上げると灯りがついている部屋は目立つほどいつも同じ部屋のみ。灯りがついているのは最上階付近のみで、その他の階で灯りがついているのを見た事がない。すでにこのマンションも現地企業に売り払ったので、おそらく日本人は住んでないだろう。一度だけこのマンションに取材で行った事があるが、敷地内では日本語しか聞こえてこなく日本人駐在妻とその子供で広場は溢れていたのは衝撃的で異常に見えた。敷地内には日本食を扱う店もあり外出しければ、ここが上海だと絶対に思わないほど日本村だった。こんなところに住むと、日本人の駐在妻同士の派閥があり息苦しくて付き合いが面倒だという人の話を何度も聞いた事がある。上海ではないが他のアジアの国に住んでいた友人は、これが嫌になり日本人の少ないマンションに引越した。

他に日本人専用のマンションが二つあったが、すべて売却され他の資本になったのはもう何年も前の事で、遠い記憶になってしまった。日本人が上海を離れた一つのきっかけは2012年の反日デモだったが、その後は大気汚染の影響もあり本社の方針で単身赴任の駐在員が増えたとも聞いている。

10年以上前は上海で日本語が溢れていたが、その後に街を歩いていても日本語が聞こえてこない街になってしまい、新型コロナの影響もありここ3年でさらに激減。来月中旬から空港のコロナ対策も緩和され航空便も増便になるようなので、自由に日中を行き来できる日が来るだろうが、経済も含め今後どうなるのか読めないね。

☆日本に旅行へ行きたい中国人はとても多いようだが、中国へ旅行に行きたい日本人ってどのくらいいるのかな。製造業関連での日本人は今後も来るだろうが、撮影などのクリエイティブ関連の仕事は、もうすでに日本人が必要はない時代になってきたと私は思っている。

 

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上海の浦東と浦西

2023-04-07 | 写真日記

浦西(淮海路)

 

浦東

過去の画像から

上海市は大きく分けて浦東と浦西に分けられる。浦東地域は前世紀末に開発が始まり高層ビルが立ち並ぶ新市街で、昔は畑だった。そして浦西は上海の旧市街で、租界の影響もあり歴史的な建造物も多い。浦西地域とはいっても歴史建造物がある地域は旧市街の中心地のみで、少し離れると昔は畑だった場所が開発後にビルが建っているので、昔の面影はほとんどない。私が今住む松江区なんて、上海のベットタウンとなっているので、昼は人が激減するので本当にここが上海かと思うほどだ。

以前住んでいた仙霞路は上海中心地から少し離れているが、人の賑わいもありとても良い環境だったが、新型コロナ蔓延期間でもあり3年間人と会う機会が激減した。そして、今住んでいる松江区ではコロナが終息したにも関わらず、さらに人に会う機会が激減してしまった。

人に会わないという事は会話する機会がないので、たまに人と会話中に単語がスムーズに出てこなかったりするんだよね。これって相当良くない事。という事で、このブログも自分の為に書いているようなもので、家にいる時にRadikoをずっと聴いているのは自分の脳の訓練のようなもの。今は帰国前だが、この生活パターンを見直して今後どうするか、日本に戻ってちょと考えなけらばならない。

☆来週ビザ更新手続きに。

 

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