室内や夕方など、ほんの少し光りが欲しい時があるが、小型ストロボでは面倒だという時が必ずある。このウィンドウ越しの撮影もそんな状況だった。そのまま撮ると全体がブルー一色になるのだが、このLEDライトを3600ケルビン側にして、右から弱く(少し離してライトの芯を外す)当てる事でよいアクセントが出来た。
こんな時、今は小型で軽くほどほどの光量があるLEDライトが非常に便利だ。
このLEDライトは、バリアブルで色温度を変更する事ができる。その範囲は、約3600から約7000度までだ。裏にあるダイヤルが電源と色温度調整ダイヤルを兼ねている。スイッチを入れた時が、色温度約3600ケルビンで4時の位置で約5200ケルビン、それよりさらに右に回すと約7000ケルビンとなる。色傾向は、若干G寄りだが、他のLEDとほとんど大差ない。これがどんなに便利かカメラに詳しい人ならすでにおわかりの通りメイン光源としても補助光としても使える。また、小型ストロボのモデリングや暗い場所でのピントチェック用としても便利だ。大きさはコンパクトストロボ(ガイドナンバー28くらい)とほぼ同じでバッテリーはリチウムイオン電池(ソニーのビデオ用と互換)約3時間は使用できる。今は簡単にデジカメの感度を上げられるのでアベイラブルな光りを生かしながら足らない部分を少し補うのが今流だ。例えば室内の場合色温度が簡単に変えられるので背景との色バランスもとりやすい特長がある。
左からAが色温度3600 Bが5200 Cがライトなしだが、ちょっとした事で写真の雰囲気はまったく違ってくる。
左が色温度約3600度 右が色温度約5200度
他の使い方としては、キャノン580のモデリングやトレペを使いメインの光源として使う事もある。また、簡単な動画撮影にも便利だ。光量の目安は、ISO400でシャッター1/30絞りf2.4くらいだ。興味のある方は、ヤフーオークションで「LEDライトバリアブル色温度変換可能3600度ー7000度」で検索できます。