海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

今後PCR検査を徐々に減らしていくらしい

2022-12-09 | 写真日記

淮海路で

 

こちらは新型コロナ対策のPCR検査は、大幅に規制緩和されるようだ。すでに2日に一度のPCR検査には慣れたので、私は問題視してない。だが、10人まとめてのごった煮検査なので、とばっちり隔離が一番怖い。最近の地方の話を色々と聞くと、上海はまだ恵まれている方だ思うよ。気付けばこんな状況が3年以上も続いている事態が異常。過去の歴史を紐解ときスペイン風邪やペストの大流行を思うと、今回の新型コロナウイルスは医療などの発達で昔よりマシと思うしかないけどね。

私の住む小区(マンションの単位)では今も二日に一度PCR検査を実施しているが、それを受ける人達は普段外出しない老人が多いので、私もなるべく敷地内でPCR検査を受ける事にしている。PCR検査は何処でも受けられるが、確率からいうと住んでいる敷地内でPCR検査を受けるのが一番の安全牌なのだ。

先週とあるアパートで濃厚接触者が見つかり、24時間数日にわたって監視が付いていた。防護服を着た若い監視人は、この寒空の中アパートの外の廊下で暖房も無い中24時間交代で監視していたのを見ると、仕事とはいえ彼らにも同情せざるをえない。市民も取り締まる側も相当疲弊している今の中国。

2020年の3月に東京から上海に着いて初めての2週間の自宅隔離を経験した時は本当に辛かった。その翌年は2週間ホテル隔離と1週間自宅隔離。そして今年は1週間のホテル隔離後の自宅隔離3日とホテル再隔離。その間に2ヶ月のロックダウンを経験したのは過ぎ去った過去だが、これは自分にとってお金に変えられないほどの良い経験をしたと思っている。自分にとって何が大事かの優先順位と、今後の生き方をあらためて考え直す良いきっかけになったのは間違いない。

 

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