上海虹橋駅
以前にもブログで書いたが、外国人が中国新幹線に乗る場合は、事前にチケットを手元に入手しておく事をお勧めする。ネットで予約も出来るが、それをチケットに交換する時にパスポートを持って窓口前で長蛇の列に並ばなければならないからだ。以前より改善されたが、この列に並ぶだけで今でも30分以上時間がかかると思ったほうがよい。一方、中国人は身分証明書を機械で読み取れば、その場でチケットが発券できるのでとても短時間にチケットが手に入る。これは、国際線のイミグレーションでも同じで、中国人は入国手続きが簡単になった。
中国の新幹線に乗る場合、飛行機と同じように荷物のX線検査があり、同じように人も金属探知機を通る事になる。また、春節の時期など火薬検査もあり駅の入口が制限されている場合もあるので、鉄道を利用する場合は、かなり早めに駅へ行く事をお勧めする。そして、日本のように自由に電車ホーム内に入れないシステムになっているので、自分の乗る電車のゲート番号の前で待つことになる。
日本では、最近新幹線の中での事件が多いようだが、こちらでは飛行機と同等の検査があるのでまだ安全かもしれないね。上海の地下鉄は手荷物のX線検査があるが、検査する側もよそ見をしたりスマホを見たりで、これの検査はザルとしか言いようがない。また、荷物検査を無視する人もいて、それに対してお咎め無しなので、上海では新幹線より地下鉄の方が怖い。通常、地下鉄の荷物検査は二人一組だが、これが3人になった時は何か大きなイベントがあるか、何か起きた時だと思ってよい。
私が地下鉄の乗った時、私の周囲にいる人をまず見渡す。そして、自分の勘でやばそうな人や物を見たら、隣の列車に移動することにしている。まぁ、それが当たるかどうかは自信がないが、これが最低限の自己防衛手段だと思っている。