上海で一番最初に出来た超高層ビルは金茂大厦で1998年に完成。その頃の上海は高いビルが極端に少なかったので、上海タワーとこの金茂大厦はどこからも見る事が出来た。仏塔をイメージしたこのビルの高さは420mで中国人の好きな88階建て。
実は、このビルのトップの部分は傾いているのだが、金茂側は絶対に傾いて無いと言い張っている。それは森ビル側から誰が見ても目視で確認できるのだが、そこは中国人気質の面白さ。
これを撮影したレンズは、キャノンの旧FD35mm f2 SSCなのだが、他の同時期のレンズと比べかなり黄色傾向に色がシフトする。その中でも最初期のレンズFD35mm f2は、どうもトリウムが入っているようで、さらに黄色くずっしりと異常に重い。重さは約520gで、その後に改良された同レンズは約360gと軽くなっている。
Canon FD35mm f2 SSC