相模原市中央区鹿沼台に約5万㎡の敷地の中に「野球場」や「テニスコート」、「蒸気機関車(D52)」、中央部には「白鳥池」を配し、四季折々の美しさ彩られ市民の憩いの場となっている「鹿沼公園」(昭和48年開園)はある。当地は昔「かぬま」と呼ばれ、葦の生い茂る湿地であった。園の中央には鯉や白鳥、カモが泳ぐ池は巨人デイラボッチがつけた足跡が沼になったという伝説がある。春は「桜」、初夏は「あじさい」、秋は桜や落葉樹が紅葉、イチョウが黄葉し黄金色に輝きを池面に投影されて美しい。4000㎡の「白鳥の池」にはアイドル、人気者の「コブハクチョウ」が4、5羽いて毎年6月頃雛を孵す。この白鳥は神奈川県箱根自然公園管理所から芦ノ湖で繁殖したものを相模原市制25周年の際に贈られたことに始まる。池で泳いだり、小屋で休息したりとさまざまであるが癒される鳥である。ただこの鳥はカモ目カモ科ハクチョウ属に分類される白鳥の一種でヨーロッパ、中央アジア、モンゴルやシベリア南部などで繁殖し、冬はヨーロッパ東南部やアジア西南部へ渡る鳥で日本には本来分布していない外来種である。(2011)






