相模原市南区下溝に四季の花が彩り市民のオアシスとなっている「県立相模原公園」はある。秋も深まり公園の木々も色づき始めている。見本庭園の一角にひときわ鮮やかな赤い実がブドウの房のように垂れがった「ナンテン」の木が数本ある。実ががるのが特徴のど飴として咳止めの効用がある「ナンテン」は日本や中国に自生し、古くから園芸植物として親しまれている木である。秋には葉が赤く染まり、冬になると赤い果実を実らせお正月の飾りにも利用される。今は公園でもみかけるがナンテンであるが魔除けや火災よけの効果がある植物で江戸時代には玄関先とかトイレの近くによく植えられていた。「難を転ずる」縁起物として親しまれる。「ナンテン」は鳥に実を食べてもらいフンに紛れて種子を落としてもらうことで増えていくようである。ナンテン(南天)の花言葉は「私の愛は増すばかり」、「機知に富む」、「福をなす」、「よい家庭」である。(2011)




