「県立相模原公園」から「水無月園」に入った一角にゴールド&金色の花をつけた一本の「サンシュユ」の木がある。ミズキ科の植物で、その他やはり見た目が黄金色からなのか「ハルコガネバナ」とも、あるいは珊瑚のようだからなのか「アキサンゴ」の名がついている。中国、朝鮮半島が原産地で樹高は8m ~10m。「サンシュユ」は葉が開く前に開花するため株全体が鮮やかな黄色に包まれる。花は黄色い小花が30個ほど集まって、直径2~3cmほどの小さな花房を造って開花する。各花には4本の雄しべがあって、これらが花序の輪郭をぼかし、花序全体が輝いているように見える。開花期以外も若い枝の樹皮が薄くはがれて琥珀のように日光に映え、秋の紅葉の時期にはサンゴのように艶やかな赤い実をつけるなんとも珍しい花でる。






