隅田川の吾妻橋・桜橋間は江戸時代に徳川吉宗が桜を植えたことが始まりといわれる「隅田公園」は都内でも有数の桜の名所である。ここ「隅田公園 桜まつり 2018」が3/20~4/8まで開催されている。隅田公園にはソメイヨシノ、ヤエベニシダレ、オオシマザクラなど約670本が両岸約1㎞に亘って見事な桜並木を創り上げる。今年は異常な寒さで開花が遅れるのではないかと心配されたが先週末からの気温上昇で一気に満開なった。しかし満開の桜の木の下ではブルーシートを敷き酒宴するグループで埋め尽くされている。東京スカイツリーと桜、桜と水上ボートのコラボ、両岸の桜並木を眺める風流な花見が楽しめるのはここ隅田公園ならではの光景であり、絶好の被写体を提供してくれている。(1803)
江戸一番の桜の名所と言われている「上野恩賜公園」は400年前の江戸時代「天海僧正」が寛永寺の建立後境内に吉野山から多くの桜の木を移植させたことが名所の興りである。江戸時代から「上野の山」といえば都内でも当代きっての歴史ある桜の名所である。広さ35万㎡という公園内一体にはソメイヨシノ、オオカンザクラ、ヤマザクラなど約1200本の桜が植栽されている。毎年恒例の「第69回 うえの桜まつり」が3/21から4/8迄開催されており、毎年期間内の週末になると1日30万人もの花見客で賑わうすざましさである。桜は2/1からの温度が累積で600度に達すると開花するという「600度法則」がある。先週末から20度を超える初夏の陽気となりこの法則通り、開花が加速し一気に満開となった。まさしく美しい幻想的な桜回廊が完成である。園内道路は歩くのも、撮影するにも困難なほどの混み具合である。美しい桜は春の主役の花だけに無限の魅力をもつ被写体である。桜華やぐ美しさを求めて来月初まで「相模太夫の桜旅」が続きそうである。(1803)
九段下駅に降り立つとほのかに桜花の香り。一週間前「靖国神社」の標本木で5輪以上の桜花が確認され都心の開花宣言がなされいよいよ桜シーズンが到来した。ここ「千代田さくらまつり」が3/24から始まっている。「千鳥ヶ淵公園」、「千鳥ヶ淵緑道」には450本のソメイヨシノ桜があるが、開花宣言から一週間、今日は気温20度を越え、一気に初夏のような陽気となり一気に開花が加速し満開となっていた。お濠に寄り添うように張り出した桜、品川弥二郎像のそば、武道館前、靖国通りも桜ぺールを纏ってるかのような桜景色一色となった。遊歩道は人・人・人で歩くのも困難なほどの混みようである。今週一杯が見ごろ、間もなく花びらも散り始めるとお濠は「花筏」という幻想的、神秘的なクライマックス美を迎える。(1803)
座間緑ヶ丘に座間八景の一つで、四季の花で彩られる市民の憩いの場として親しまれている「かにが沢公園」はある。園内遊歩道には新旧の桜「ソメイヨシノ」と「神代曙」合わせて30本近くある。ソメイヨシノは60年を超える老木で、木の幹も太くごつごつとして歴史を感じさせる。4/1(日)に緑ヶ丘恒例の春のイベント「第14回桜祭り (かにが沢 桜祭り大会)」が開催される。祭り前の表情は訪れると今年は主役の桜は開花が一週間ほど早くもう満開である。当日は広場には模擬店、ダンス、ジャズバンド、囃子、ゴスペル、のど自慢などが演じられる。桜の木がある下の土手ではこれまた春の代表花のひとつ「ピンクの芝ざくら」が丘面をピンク色に染め始めている。桜と芝ざくらのコラボレーション美で彩られている。(1803)