相模原新戸の霊峰「雨降山」を望む緑豊かな高台に建長寺の末寺、曹洞宗寺院「本鏡山常福寺」はある。創建は鎌倉時代末期、今より約700年前である。本尊は釈迦如来。当寺の南側門柱の前には樹齢400年を越える「しばの木」の古木が聳え悠久の時を刻んでいる。当寺は相模原の禅寺として江戸時代には「寺子屋」を開き、後の「新戸学校」は当地の学問の中核をなした。南側の石段を上ると新しい「茅葺の門」ができた。そのそばには一本の「紅梅」が満開となっていた。「山門」潜ると枯山水庭園、左手に竹林があり、石柱門正面に寄棟造り屋根「本堂」がある。本堂前左手には一本の「白梅」が境内を春の景色のアクセントとなっていた。(1803)






