鶴川駅の南東町田市三輪に桃源郷とでもいうべき「三輪の里」がある。三輪城山を含むこの地域一帯の景観がなんでも大和国の三輪の里の風景に似ていることから現地名がついた。千数百年前この地に斉藤氏、荻野氏を遣わされて移住させた結果「三輪」の名称が付けられた。現在荻野氏の末裔は戦国時代には北条軍配下に属していたという。高蔵寺の右前方一帯の土地には四季の花で彩られる。冬には「梅の花」、寒緋桜、春にはチューリップ、菜の花、スミレ、ヤマブキ、レンギョウ、ミツバツツジ、シャクナゲ、山桜、樹齢百年ものの枝垂桜、秋には400年の禅寺丸柿が実りまるで桃源郷のような景色を創り出す。梅園に入ることはできないが人に楽しんでもらおうと鑑賞客用に地主の工夫で園の周りには細い道が造られている。今月末には桜追撮にまた訪れねばならない。(1802)






