菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

二つの画期的判決ー札幌地裁「同性婚否認は違憲」と水戸地裁「東海第二原発運転差し止め」

2021年03月19日 08時48分44秒 | 国際・政治
 このところ、市議会のことで頭がいっぱいになり、疲労困憊です。本来なら、もっと早く書かねばならないことでした。一昨日の札幌地裁の「同性婚否認は違憲」、昨日の「東海第二原発運転差し止め」の画期的判決が出されました。これに対するブログをやっと書く気になりました。

 まず、札幌地裁の判決については、今日の東京新聞・本音のコラム欄でジャーナリストの北丸雄二氏が書いているので紹介したい。
 
 最後の国の不名誉
 北丸雄二


 「いま私たちがやろうとしていることは、愛し合う二人の結婚を認めようというただそれだけのこと」とニュージーランド議会でモーリス・ウィリアムソン議員が演説したのは2013年でした。「この法案に反対する人に約束する」と彼は続けます。「明日も太陽は昇る。あなたの十代の娘は訳知り顔で反抗してくるしあなたの住宅はローンが増えることもない。皮膚病にも湿疹にもならないし、ベッドから蛙が出ることもない。世界は明日も同じように回り続けます。だから大騒ぎはやめましょう。この法案は関係ある人には素晴らしく関係ない人には今までと同じ人生が続くだけです」。結びの言葉は反対派の多いキリスト教徒を意識して聖書の「汝、恐れるなかれ」でした。
ニュージーランドは同性婚を合法化しました。

 同性婚を認めたら少子化が進むとか結婚制度が混乱するとか、先行する世界30ヶ国近くでそんな事態は「約束」通り起きていません。不幸な人が減っただけです。
 ニュージーランドに先立つ05年、スペインが同性婚を合法化した時には当時のサバテロ首相が、「スペインは同性婚を認める最初の国となる栄誉は逃したが、それを認めた最後の国になる不名誉は回避できた」と演説しました。札幌地裁の武部裁判長の判決文を、そんな不名誉を回避するための第一歩としたいものです。
(ジャーナリスト)

 
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