菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

南極の氷体験会(続報)・昨年から5回も開催=鬼木防衛副大臣側から本紙に回答

2024年08月01日 16時25分35秒 | 地方政治
 今日のしんぶん赤旗は、「南極の氷体験会(続報)・昨年から5回も開催=鬼木防衛副大臣側から本紙に回答」の見出しで記事を載せています。紹介します。

南極の氷体験会(続報)
昨年から5回も開催
鬼木防衛副大臣側から本紙に回答

 海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が南極で採取した氷を、自民党の鬼木防衛副大臣が自身の選挙区内で児童や保護者に配っていた問題で、氷を配る「体験会」を昨年4月から今年7月まで計5回開催していたことが31日、本紙の取材でわかりました。

 同日、鬼木事務所が本紙の取材に答え、計5回の体験会には「対象は児童ですが、保護者も参加されております」と説明しました。
 南極の氷を配ったことについて「財貨性のある金品ではなく、公選法(公職選挙法)には抵触しない」との見解を示しました。
 体験会の中身について「政治や選挙のアピールは一切していません」「社会性のある活動であった」と述べ、政治利用ではなかったと主張しています。

 防衛省も31日、本紙に回答。「自衛隊の活動への認識を深めていただく一環として、幅広く国民の皆様にも南極の氷を展示・配布しております」と、鬼木氏に提供した理由を説明しました。
 鬼木氏が選挙区内の有権者に氷を配布したことについて防衛省は「政務での活動について、防衛省として、お答えすることは困難」としました。

 鬼木氏の氷配布については、「読売」(31日)で日大の岩井奉信名誉教授が「コストがかかっている財物を不特定多数の選挙区民に配布しており、厳密に解釈すれば公選法に抵触している可能性」とコメント。本紙での神戸学院大学の上 脇博之教授のコメントなど、政治とカネに詳しい識者が相次いで公選法違反の可能性を指摘しています。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

 県内団体・保養の会「福島の家族、桜川市に招き保養活動」

2024年08月01日 05時34分16秒 | 地方政治
 今日の東京新聞・茨城版は、紙面半分を使い 「県内団体・保養の会『福島の家族、桜川市に招き』保養活動」の見出しで、載せています。一部を紹介します。

 県内団体・保養の会「福島の家族、桜川市に招き保養活動」
 原発事故今なお子育て不安

 東京電力福島第1原発事故後、福島県内で放射線の影響による不安を掲げながら暮らす親子を夏休みに招待し、安全な環境で心身を休めてもらう保養活動が7月26~30日まで桜川市で行われた。県内のボランティア団体が2014年に始め、11年目の今夏は9組33人の家族が参加した。会場を訪れると、「原発事故の被災地」という特殊な環境下で、今な子育てに戸惑う保護者の姿があった。
(青木孝行)



 放射線が心配「ここに来ると子どもが伸び伸び」

 会によると、これまで保養の会に参加した保護者の多くは、子どもたちに、放射線にさらされた土や葉っぱに触ってはいけないと教えてきたという。「子どもらが 甲状腺がんになるのではと」との心配からだ。

 会では活動にあたり、宿泊施設や食材などの線量計測もしている。子育て環境への不安をいまだに拭えない多くの親たちを見てきた代表の鈴木真美子さん=桜川市=は「ここで保養し、とくに母親に元気になってもらいたい。福島での生活を元気に過ごしてもらうことが目的です」と話す。

 鈴木さんは県の農業普及員として勤務し、定年退職後、自宅に米麹の工房を構えて市民向けの教室を開こうとしていた。だが、その翌年の11年の福島第1原発事故が発生。事故後、県内や栃木県内の医師や教職員ら11人とともに、日本原子力発電所前(水戸市)で毎週金曜日、東海第2発電(東海村)の廃炉を訴える「金曜行動を始めた。

 県内では原発事故後、桜川市など筑西地域では空間放射線量率が比較的低かったため、14年から保養活動もスタート。活動資金は行政の補助金などには頼らず、すべてカンパで賄ってきた。原発だけでなく、食生活に関する講演会や市民集会の際に活動をPRし、支援を募っている。

 鈴木さんは「カンパ集めが人と人をつなぐ。だから継続して活動ができる」と感謝する。新型コロナ過では講演会が減り資金難になったため、現在は桜川市の協力をえて、キャンプ場の場バンガローを無償提供してもらっている。

 「ここ数年、全国的に大きな自然災害が発生して、その陰で、福島の原発事故が風化しているように感じる」と鈴木さん。それでも毎年、インターネットで検索して保養活動にたどり着く福島の親たちがいる。「そうした人たちが今もいることを忘れないでほしい」。鈴木さんはそう訴えている。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドキュメンタリー映画「うんこと死体の復権」(関野吉晴監督作」の紹介

2024年08月01日 04時35分40秒 | 地方政治
 今日の東京新聞には、ドキュメンタリー映画「うんこと死体の復権」(関野吉晴監督作」の紹介が載っています。
 これは桜川市富谷在住の糞土師・伊沢正名氏が主人公といってもいい映画のようです。紹介します。

ドキュメンタリー映画
「うんこと死体の復権」

大自然の循環に思い巡らせ

医師で探検家の関野吉晴(75)が映画監督デビューした。世界中を旅してきた関野が「好奇心の赴くままに撮った」というドキュメンタリー映画「うんこと死体の復権」(3日公開)は、大自然の循環に思い巡らせる作品だ。
(石原真樹)

 映画の中心人物は3人。
 伊沢正名は菌類を撮る写真家だったが、屋外での排せつにとりつかれ、半世紀も実践している。関野は、伊沢がそのために購入した土地「プープランド」に分け入り、伊沢や自身の排せつ物が自然に還る状況を観察。虫が次々と集まり、植物が芽を出す様子に、排せつ物が生き物の命になり、土地を豊かにしていると実感する。

 生態学者の高槻成紀は、さいたま市の高校の敷地で見つかるタヌキのふんや東京都小平市の玉川上水沿いの自然を観察し、多様性の大切さを解説する。死体に集まる虫を描く絵本作家の館野鴻は死んだマウスを地中に埋めたり、つるしたりする実験をする。

 地球でどう人間が生き続けるべきかを模索する中で関野がであった3人。共通するのは「研究室で何かするのではなく、現場に足を運んでいること」という。「僕は自分の足で歩いて、見て、自分の頭で考えて、自分の言葉と映像で表現してきた。そういうことをやっている人にしか興味はない」

 「地球は人間のためにあるのではない」ー関野吉晴監督

 撮影は、人類拡散の足取りをたどって旅した「グレートジャーニー」と同じようだったと振り返る。「シナリオがあるわけじゃない。行ってみたらこんなのがあって、こっちにはこんなのがあって、と。到達点もどんどん変わっていく」

 「究極の『持続可能な開発目標(SDGs)』では?。そう尋ねると「違う。SDGsは開発ありき。これ以上便利になってどうするんですか、人間の欲望はほどほどにしませんか?と僕は思う」と力を込めて否定。 「地球は人間のためにあるのではない、とのメッセ―ジは出せたかな」と穏やかに語った。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする