今日のしんぶん赤旗は、都知事選 一部メディアの「敗因は共産党」について、「たたかった当時者は完全否定」の見出しで記事を書いている。紹介します。
都知事選
一部メディアの「敗因は共産党」論
たたかった当時者は完全否定
東京都知事選(7日投票)で、前参院議員の蓮舫氏は大奮闘するも及びませんでしたが、 一部メディアなどが、共産党と組んだことで「無党派層を遠ざけた」などと、日本共産党による支援が敗因であったかの言説を振りまいています。しかし、選挙をたたかった当事者たちはこれを完全否定しています。
共産の皆さんには感謝の思い
蓮舫氏自身は7日夜の記者会見で、共産党が支援の枠組みに入っていたことについて問われると、「共産党をはじめ多くの方の力をいただいたのは私の財産だ」ときっぱり。選挙で全体の指揮にあたった立憲民主党東京都連の手塚仁雄幹事長は「共産の皆さんには感謝の思い以外、一切ない」(「朝日」9日付)と述べています。
立民幹事長は謝意
また、蓮舫氏が立候補する前に所属し、選挙を全面支援した立民の岡田克也幹事長は9日の記者会見で、選挙戦について「活動の中心は無党派層、真ん中を撮りに行くことだったが、力が足りなかった」と分析。
「共産党が全面に出たことによって無党派層に広がらなったのではないかとの見方もあるが」と問われると、「そういう考え方はない。共産党がしっかりやってもらって、共産党の支持者を固めていただいたことは非常にありがたかった」と述べました。
今後、立民が行う都知事選総括で「共産党との関係がどうだったのかも論点の一つになるのか」との質問にも、、岡田氏は「足を引っぱったとは思っていない」と強調。「無党派層を取りに行くのはわれわれがしなければばらない努力なので、それと共産党さんがしっかりやっていただいたことも全然関係ない話だ」と語りました。
共闘壊したい攻撃
街頭演説などで蓮舫氏を応援した市民連合の菱山南帆子氏はXへの投稿で「共産党が応援したから負けたと言われているが今回の応援弁士、ほとんどが立憲の国会議員や都議ばかりだった。共産党の人たちはビラまきばかりしていたよ。
なんでも共産党のせい、なんでも差別的な先入観を元にしたイイメージのせいに攻撃してくるなんて、まるで統一協会の反共・反ジェンダー攻撃だ」と喝破しています。
何がなんでも都知事選の結果を共産党のせいにし、市民と野党の共闘を壊したいがための事実に反する反共的な攻撃は、空回りするばかりです。