菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

「なぜカード?」ー看護師・宮子あずさ氏の意見

2022年10月17日 08時33分08秒 | 日々の雑感
 今日も、マイナ・カードの記事を紹介します。
 今日の東京新聞・本音のコラム欄は、「なぜカード?」と題して、看護師・宮子あずさ氏が書いています。

「なぜカード?」
宮子あずさ


 政府は2024年秋で健康保険証を廃止し、マイナンバーカードと一体化させる方針を打ち出した。すでにマイナンバーの保険証としての活用は昨年10月から始まっている。一部医療機関や薬局で使用できるが、導入に消極的なと所も多い。

 主な理由は、ネットを介しての情報漏洩リスク。多くの医療機関は、これまで外部ネットにつながない形で、このリスクを避けてきた。保険証として使う場合、最低でも保険の種類を確認する手続きが必要。ネット接続が必須となる。

 情報管理に人員を割ける大病院ならともかく、小規模な医療機関は、危機管理対応には限界がある。このに2年で準備を完了するのは、まず無理。開業医から反対の声が上がるのも当然だろう。

 私は適切な納税のため、金融機関の口座を個人と紐付けする制度自体は、否定しない。だがすでにマイナンバーという番号は個人に割り当てられている。それで十分なはずだ。なぜわざわざ番号が書かれたカードを持ち歩かされるのか。理由がわからない。

 政府はカードの普及のために、あれこれ機能をもりこんでいく、しかし、盛り込まれる情報が増えるほどに、私たちは不安になっていく。
 個人情報の目的に沿い、必要最小限にとどめるのが基本。マイナンバーで何がしたかったのか。整理して出直してください。
(看護師)

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