菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

大石あきこ著「維新ぎらい」(講談社)を読む

2022年10月08日 19時12分51秒 | 日々の雑感
 今日は、笠間図書館に本の借り換えにいきました。視力が弱ったので、字が黒く、やや大きめの本を選んで借りてきました。
 その中に、大石あきこ著「維新ぎらい」(講談社)があり、さっそく読みました。
大石あきこさんは、2021年10月の衆議院選挙で、れいわ新選組公認で当選された方です。

 大石あきこさんは、維新の会の創設者・橋下徹氏が大阪知事選に当選した時。すでに大阪府職員として働いていた方です。
 
 初対面の出来事をこう書いています。
  朝礼には30歳以下の若い職員だけが集められました。私はちょうど30歳でした。中高年の職員との間に一線を引くということで、「気たち若手こそがか改革の主役である」というメッセージを贈りかったのでしょう。古臭い公務員体質を一掃するつもりで自分は府知事になった、若い職員の皆さんなら共感してくれるはずだー約300人の職員の民さんなら共感してくれるはずだー約300人の職員の皆さんにそう伝えたかったのだと思います。

 一通りの話を終えた後、こちら側に水を向けてきた橋下知事に、私は立ち上がって言いました。

「ちょっと待ってくださいよ。どんだけサービス残業やっているいと思っているんですか」

まさかこんな生意気な職員がいるとは予想しなかったのかもしれません。橋下知事は、一瞬驚いたように見せましたが、「だからそういうことをぜ言って下さい」と大人の対応を見せました。私はさらに続けました。

 「今の府庁に問題はありますよ。でも、それは職場で職員が信頼関係をつくり、上も下もなく、府民のための仕事を本気で議論することしか解決しません。」
 「あなたは若い職員に『上司に不満があれば自分にメールを送って』などときれいごとをいうが、職場をバラバラにしている。職員と府民を分断している。あなたのやろうとしていることは逆ばかり」

 次第に場の空気が凍りついていくのがわかりました。橋下知事はだまって聞いています。最後は、「ありがたい意見をどんどん言ってほしい」と言って朝礼を締めくくりましたが、終了後に廊下を歩く表情は「鬼のような形相だった」と近くにいる職員から聞きました。

 そうなんです。橋下知事の方法は、府民に対しては、マスメディアを利用し、「府職員を敵にして」分断を持ち込み、選挙に勝つという方法で、躍進をはかるという方法です。

 私は、この本を読んで、こんな女傑がいたということを知り、うれしくなりました。
 ぜひ、みなんに一読、お勧めします。


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