菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

伊藤詩織さんの性的暴行被害判決文を読む(その2)

2019年12月19日 21時33分55秒 | 社会・経済
 東京地裁の判決文(要旨)その2
 
 【裁判所の判断】

 原告の供述について

 原告は2015年4月3日、被告と共に串焼き店とすし店で飲食し、すし店のトイレで意識を失ったこと、すし店を出た際に千鳥足であり、タクシー車内で嘔吐したこと、ホテルの車止めに到着してから2分以上経過した後、被告に引きずられるようにして降車したこと、居室に向う間足元がふらついており、被告に支えられる状態であったことが認められる。

 これらの事実からすると原告は、すし店をでた時点で強度の酩酊状態にあったものと認められ、このことはすし店でトイレに入った後、ホテル居室で目を覚ますまで記憶がないとする原告の供述内容と整合的である。

 原告は、居室でシャワーを浴びることなく同月4日午前5時50分にホテルをでてタクシーで帰宅したが、これらの原告の行動は、原告が被告との間で合意の下に性行為に及んだ後の行動としては不自然に性急であり、むしろホテルから一刻も早く立ち去ろうとするための行動であったとみるのが自然である。

 原告が合意に基づかずに行なわれた性交渉であると周囲に訴え、捜査機関に申告していた点は、性行為が原告の意思に反して行なわれたものであることを裏付けるものといえる。

 捜査機関への申告について、被告がTBSのワシントン支局長を解任されたのは同月23日であり、原告が事実を警察に申告した同月9日の時点では、被告は同支局長として原告の就職を期待し得る立場にあったから、原告があえて虚偽の申告する動機は見当たらない。

(つづく)

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伊藤詩織さんの性的暴行被害判決文を読む(その1)

2019年12月19日 21時05分39秒 | 社会・経済
 今日のしんぶん赤旗の1面トップニュースは、「伊藤詩織さんの性被害認定」「元TBS支局長に賠償命令」の見出しが飾っている。
 多くの皆さんは、2面か3面に判決文の要旨が書いてあるのを目にしても、よく読む人は少ないと思う。私は、比較的判決文を読むのは好きなほうだ。この裁判は、被告が控訴しているので、私は判決文が心配になって読んでみた。しんぶん赤旗の判決文は、他の紙面と比較しても読みやすい。何回かにわたって紹介するので、みなさんも読んでいただきたい。

 東京地裁の判決(要旨)
 ジャーナリストの伊藤詩織さんが元TBS記者の山口敬之氏に性的暴行を受けたとして損害賠償を求めた裁判の東京地裁判決(18日)要旨は次の通り。
 被告は原告に対し330万円を支払え。被告の請求を却下する。

【事案の概要】
 原告は被告に対し、被告は原告が意識を失っているのに乗じて避妊具をつけずに性行為を行ない、原告が意識を取り戻し性行為を拒絶した後も原告の体を押さえつけるなどして性行為を続けようとし、肉体的・精神的苦痛を被ったとして、慰謝料など計1100万円の支払いを求めた。

 被告は原告に対し、原告が主張する性行為は原告との合意の下で行なわれたものであったのに、原告は被告を加害者とする性暴力被害を訴えて週刊誌の取材、記者会見、著書の公表などを通じて不特定多数人に向け発信、流布し、被告の名誉・信用を毀損しプライバシーを侵害したとして慰謝料・営業損害など計1億3000万円の支払いを求めた。また名誉回復処分としての謝罪広告の掲載・受忍を求めた。

 原告と被告が、被告が宿泊するホテルの居室に滞在中、被告が避妊具をつけずに性行為をした事実については当事者間に争いがない。

(つづく)


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福ちゃんの森公園でたのしい授業(世界の国旗)を披露

2019年12月19日 18時49分43秒 | 日々の雑感
 今日は、旧笠間市の仲間から、望年会をするが、たのしい出し物をして欲しいと頼まれ、出かけました。
 ここ福ちゃんの森公園というのは、県が産廃処分場「エコフロンティア笠間」を作ったお返しに、つくった施設です。
笠間市福田の高田運動公園の方に入っていくと、アーチ状の建物が見えてきます。

 

 入口には福ちゃんの森公園の看板が。

 

 奥には池もあります。

 

 脇には、ドッグランのグラウウンドも。

 

 なんのために作ったのか、理解に苦しむ感じです。迷惑施設への見返りでしょうか。

 中では、蕎麦打ちが行なわれ、けんちん汁を作る間、私の「世界の国旗の授業」、畑岡さんの「イコン画家・山下りんの手作り紙芝居」、日本共産党県副委員長の大内くみ子さんのあいさつがあり、その後、みんなでけんちん汁をいただきました。





 参加者一同、けんちん汁のおいしさに感激し、2時間の集会は終わりました。


 
 

 

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