2019年12月議会速報
旧県西総合病院解体工事の落札について
菊池議員の質問
一つは、落札業者が、今年3月議会で旧真壁小学校の解体工事で、追加工事の際、議会に諮ることなく行なっていた業者です。この原因は、行政側にあったような形で決着がつきました。
この点については、どのような対策を考えているのでしょうか。伺います。
二つ目は、入札の問題です。入札の基本について伺います。
まず、入札にはどのようなものがあるか。そして、これらが作られた経緯は何か。例えば、今回は条件付競争入札となっています。この条件とはどのようなものなのか。800点以上の業者とありますが、この条件に合致する業者はどのくらいあり、入札した業者はそのうち何社あったのか。
また、随意契約をする場合はどのようなものがあるのか。
難しい注文ですが、前もって通告をしておきましたので、具体的に、簡潔に、分かりやすく説明お願いします。
総務部長の答弁
入札方法は、「一般競争入札」「条件付き一般競争入札」「指名競争入札」の3方式があります。
「一般競争入札」は、不特定多数の業者の参加を求める入札方式です。この一般競争入札のうち、入札参加資格に経営事項審査の結果の総合数値や工事件数等の条件を付したものが、「条件付き一般競争入札」となっております。
このほか登録事業者から工事実績や技術面を考慮して、市が指名して事業者に参加してもらう「指名競争入札」がございます。
これらは、入札制度の基本となる地方自治法第234条第1項の「自治体の締結する売買、賃借、請負その他の契約は、一般競争入札、指名競争入札、随意契約又はせり売りの方法による」との規定に基づきおこなわれています。
今回の旧県西総合病院解体工事につきましては、施工面での質の観点から、平成31・32年度の桜川市建設工事業者競争入札参加者資格名簿に登載されている桜川市の総合数値が、解体工事において800点以上、かつ経営規模等評価結果通知書における年間返金完成工事高が3千万円以上、また、地元経済への波及効果も期待し事業所在地として、県内に建設業法に基づき設置された本店を有する者という条件をつけさせていただきました。
この結果、この条件に合致する業者は、18社あり、その内、市内業者1社、市外業者は8社の計9社が応札いたしました。
なお、議員ご質問の一般競争入札を原則とする契約方法の例外として、任意に選択した特定の者を契約の相手方とする「随意契約」がございます。
主なものは、契約額が少額の場合、契約の性質または目的が競争に適さない専門性の高い業務の場合があります。事例として、情報処理システムの保守点検、改修業務などです。
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旧県西総合病院解体工事請負契約
契約の方法 条件付き一般競争入札
契約金額 4億7190万円
契約の相手方 桜川市加茂部408
足立建設(株)桜川営業所
所長 菊池健幸
工期 議会の議決日の翌日から令和2年11月30日まで
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