今日のしんぶん赤旗は、3面のほとんどを使って、「メディア『異常な蓮舫氏たたき』」の記事の紹介しています。
メディア「異常な蓮舫氏たたき」
”女性差別” ”民主主義後退”と批判
NHKは8日のネッと報道で「2位はドコですか?」との見出しで蓮舫氏3位を報じました。「ドコ」とカタカナで表記するなどして揶揄したものです。その後にNHKは「当初の記事タイトルに情報を追加し修正いたしました」との釈明を添えて見出しを変更しました。
日本テレビは7日のネット報道で「”蓮舫氏2位にもなれず”」との見出しを付け、時事通信は9日の高橋正光解説委員による署名記事に「都民が『仕分け』、蓮舫氏3位」として配信しました。
「2位」をめぐる表記は、民主党政権時代の「行政刷新会議」(2009年)での「2位じゃだめなんでしょうか」との蓮舫氏の発言から取ったものでした。
ミソジニーの態度
雑誌『放送レポート』の岩崎貞明編集長は、政治家の過去の発言を問うことはメディアの重要な役割とした上で、一連の記事は「政策や政治姿勢とのかかわりでの論評ではなく言葉遊び」と批判。
またメディアの中で蓮舫氏のように物おじせずに男性中心の権力に反抗する女性を懲らしめる態度(ミソジニー)も見てとれると指摘しました。
「本来大手メディアの報道には表現の自由を体現し、民主主義の発展に貢献する役割があります。しかし声を上げた女性の落選をあざ笑うかのような報道は、立場の弱い人の発言の機会を奪い、民主主義を後退させるものです」
大手メディアから”攻撃”
蓮舫氏の振る舞いや容姿に対して、大手メディアから”攻撃”が繰り返されています。
東国原英夫元宮崎県知事は8日TBSの情報番組で、蓮舫氏について「生理的に嫌いな人が多い」などと発言。
14日の読売テレビの情報番組では、タレントの上沼美恵子氏が蓮舫氏について「笑てへん」「きつい」「頭がいいっていうの出し過ぎ」などと放言しました。
こうした蓮舫をだまらせようとする動きに対し、蓮舫氏は14日、X(旧ツイッター)に投稿しまし、「私はね。黙らないよ。
(続く)