並木のソメイヨシノがちらほら、ほころんでいます。
同僚のマンションでむかえた震災発生日の翌朝。まるで何ごともなかったような東京の空を見上げたとき、大自然の無情をおもいました。季節は変わらずめぐります。
復興まで、長い長い時間がかかること。継続的な支援をすること。この国のみなでいたみを分け合うしくみをつくること。何ができるかを考えつづけること。ほんとうに必要な情報を選びとる力を養うこと。‥‥
被災地にこころを寄せ、福島原発のゆくえを見すえながら、“ふつうにくらす”ことをこころがけています。
友人が教えてくれた支援医療スタッフとして現地へ赴いた女性の記録をこころに刻み、2011年の春をむかえています。