母から、きびなごのいりこを分けてもらいました。
あの「ままかり」の「きびなご」ですよね。そうおもっているのですけど、きびなごは魚偏に「制」と書く「さっぱ」と同じ魚なのでしょうか。(ややこしくて分かりません) 関東ではめずらしいので、もったいなくてお出汁には使えません。
「甘めの酢漬けにするの。そのままでも、和えて食べてもおいしいわよ。カルシウムたっぷり」という母の言を守り、瓶に入れて甘酢漬けにしています。
つまり、きびなごのいりこを酢漬けしてままかりにした、ということ?かしら(笑
塩ゆでしたブロッコリーにぽん酢で下味をつけたものと和えて、いただきました。
お酢でやわらかくなったきびなご、さすが「飯借り(ままかり)」と呼ばれるだけあって美味です、食がすすみます^^ 昨夜はお肉料理でしたから、箸休めにぴったり。甘酢の苦手な主人は、目をつむって口に運んでいましたけど(笑
きびなごを甘酢に漬けながら、はっと気づいたことがありました。
母は、貧血のひどいわたしを気遣って、きびなごを手に入れてくれたのだと。
母の子をおもう気もちは、子の母をおもう気もちに勝る。
わたしのおもいなど母の足もとにも及ばないと、しみじみおもったことでした。
みかん咲く里遠からじ母の声 (雪月花)