最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

Folding@home の成果

2007年04月28日 22時30分10秒 | Weblog
私もたまに参加しているが、何しろ1回の実行に何時間もかかるので、その間 PS3 を電源入れたままにしておくのは少し勇気がいる(PS3 の発熱量は相当大きいので)。以前 SDPA の make のために ATLAS を事前に make した。そのときにまる一日ぐらいの時間を要したが、暴走したり異常動作になることは無かった。ただし夏になると結構不安もある。昨年秋の東京ゲームショウでは熱暴走した PS3 もあったようだ。
やはり数は力なのでそれなりに多くの参加者がいれば膨大な計算機能力になる。でもこの場合は Folding@home のためだけに電源を入れているのだから、あまり効率が良いとは言えない。ゲームバックグランドで実行できれば良いが、難しそうだ。

「1年以上かかるはずだった計算も数週間」--Folding@homeにPS3ユーザー25万人以上が登録

ソニーが「PLAYSTATION 3」(PS3)を分散コンピューティングプロジェクトFolding@homeに対応させるアップデートをリリースしてから1カ月になる。スタンフォード大学によると、これに対するユーザーの反応は「驚異的」であるという。
 PS3が同プロジェクトに対応した2007年3月以降、25万人以上のPS3ユーザーが登録し、ネットワークの演算能力が倍以上に跳ね上がった。
 分散コンピューティングは、プロセッサの余力を利用して演算処理を行う手法である。Folding@homeは、PC、Mac、PS3の余剰演算能力を利用して、アルツハイマー病、パーキンソン病、嚢胞性線維症、各種ガンなどの原因を調査している。

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