最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

オガララ帯水層

2010年10月23日 23時18分00秒 | Weblog
1999年にアメリカに行ったときに現地でオガララ帯水層(Ogallala Aquifer)の枯渇の危険性を聞いたのだが、それから 10 年以上達って水位さらに低下している。とにかく帯水層に新しく入り込む水よりも組み上げる水の方が多いので、基本的に水位の低下は止まらない。
中国でも黄河水位が低下して、水質の悪化や海水の逆流などが起きているが、黄河流域の地下水循環モデルの調査と解析を行ったいるのが、実は日本の研究機関である。以前、関西の大学で聞いたのだが、上海の地盤沈下を真面目に調査しているのも日本の研究者だったりする。
地上に流れている川の方ばかりに目が向いてしまうが、実は地下水の方が量も多く重要で農業や飲料水などにも深く関わっているので、地下水の流れのモデルとシミュレーションというのはこれから非常に重要になってくることが予想される。詳細は省略するがモデル解析やシミュレーションするためには克服すべき点が幾つかあって予想よりもかなり難しい。
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