最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

イノベーション・ジャパン2010 展示 その2

2010年10月03日 23時06分07秒 | Weblog
イノベーション・ジャパン2010 は昨年よりは入場者は減ったようであるが、それでも多くの方にこちらのブースに訪問していただいた。多くの質問に関する回答の要点は以下の通りになる。

○疎なグラフに対する探索アルゴリズムは GPU などのアクセラレータには適しておらず、データ並列化なども難しい。密データではなく疎データの方は性能が上がりにくいので、研究の題材として扱う人が少ない。現在の CPU アーキテクチャ上で疎データに対する探索アルゴリズムの性能をどこまで上げることができるのかを調べている。

○大規模道路データに対する最短路アルゴリズムの適用を行っているが、道路や鉄道などの交通データだけでなく、コンピュータネットワークでのファイル配置やソーシャルネットワーク上での探索などにも使うことができる。

○カーナビも端末内の内部データ+ VICS などの外部データを用いた現在の探索から、クラウド技術を活用した中央サーバ上での大規模&高速処理による探索に変わっていく。

イノベーション・ジャパン2010‐大学見本市 来場者数報告 (単位:人)
  9月29日(水)【※】 9月30日(木) 10月1日(金) 総入場者数
展示会入場者 4,533 6,753 6,567 17,853
 
新技術説明会受講者 1,262 1,950 1,906 5,118
その他のプレゼンテーション
受講者
1,116 1,071 662 2,849
プレス入場者 15 27 19 61
参考:2009年【※※】 13,270 13,303 14,748

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする