名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS3-5 先手角道オープン向い飛車(24)

2024-05-12 | 基本定跡の研究

高崎先生の定跡本の最後は、後手から角を交換する形です。

どちらで取るのもあるのですが、77同銀の場合、AIに聞いてみると、66角を打てば42角

8筋突破を見せて66角 (あるいは39角など) を打てば、後手は42角 (あるいは64角など) を打たねばならないようです。この図の評価値は0付近の互角です。

さて定跡本では77角成同銀44銀に、78金42銀86歩同歩同飛

飛をぶつけています。ここもAIに聞いてみると、86同飛同金72金

この図の評価値は-70で後手ペースかどうか。

定跡本ではこの図から

85歩88飛74歩68銀

86歩77金87角

84歩同飛95角

82飛86角同飛同金69角成

ここは87金と引いて先手良しとされているのですが、24角があって

59金は68馬同金78銀ですし、59銀のほうがましですが、

79角成の図は評価値-294の後手良しです。

戻って

77同桂の場合は、44銀57銀22玉89飛12香68金11玉46銀22銀85桂

角を交換している形で穴熊はどうかと思うのですが、先手は「85桂ポン」をねらえます。定跡本 (実戦例か) では55歩同歩を入れ、暴れようとして悪くしています。AIに聞いてみると、85同飛86歩82飛85歩95角

58金左に74歩~73角という指し方で互角のようです。先手はこの95角が生じない形で「85桂ポン」をねらう方が良いのでしょう。後手は穴熊はやめておいた方が。

 

力戦型の手将棋になるのですが、基本的には互角、バランスを崩すと形勢が傾くということのようです。

これで角道オープン向い飛車 (升田流向い飛車) を終わります。


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