名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-14 スーパー四間飛車(6)

2024-05-20 | 基本定跡の研究

「端角作戦」の弱点は角頭にあります。玉を囲う前に16歩でどうか。

33桂15歩同歩46歩

単純に15同香は57角成同金15香で二枚替えでした。なので先手は角切りを避けます。45歩15香46歩13香成47歩成

23成香57と同金49飛成78金45桂

この図の評価値は-705で後手有利です。角銀交換は問題になりません。

途中で先手が15香ではなくて65歩の変化も書かれています。

後手は桂取りを受けずに、46歩33角成47歩成42馬58と41馬69と

この図の評価値は-1145で後手優勢です。

ということで角頭を攻められても大丈夫なようですが。AIに聞いてみると、

33桂に15歩同歩99玉

1筋の歩を突き捨ててから穴熊に囲えばよいと。後手は62飛とすると46歩

二枚替えの筋が消えて、45歩~46歩も厳しくないですから、「端角作戦」は破綻しています。

なので

ここで1筋の突き捨てを逆用するしかないのですが、16歩には68銀引が好手です。

45桂16香68角成同金寄16香24歩

二枚替えされても先手玉は薄くならず、飛をさばけば (攻め駒にすれば) 先手有利です。この図の評価値は+367

とすれば

この図から35角36歩17歩成はどうか。

17同桂同香成29飛68角成同金寄18歩

後手は二枚替えを実現し、香も取れるので3枚替えの駒得になるのですが。24歩19歩成同飛28銀

後手は歩切れなので銀を使うしかないです。59飛24歩55歩

先手は中央に目を向けます。43銀35歩同歩54歩同歩65歩同歩34歩同銀54飛

これがねらいの反撃筋です。この図の評価値は+835ではっきり先手有利。後手の駒得は生きません。

ということで、あれこれ課題があって、「端角作戦」は成立しないのでした。まあ初見だとどちらに転ぶかわかりませんが。

 

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