名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

SS3-5 先手角道オープン向い飛車(18)

2024-05-06 | 基本定跡の研究

またまた後手の工夫です。

この図から、44歩、33角、74歩を調べてきましたが、最後は24歩からの天守閣美濃。24歩46歩23玉45歩32銀46銀

先手は意欲的な指し方ですが。44歩同歩同銀45歩33銀

昔流行した、四枚美濃にすると、58金左43金47金31角36歩74歩26歩

田中先生は先手の作戦勝ちだとしていて、評価値は+114です。通常の形に比べて、66歩を突いていないから55歩同歩同角などと動きやすいのと、後手の引き角に対しては、最初から向い飛車なので手損していないです。

では後手の作戦が失敗なのかですが、AIによると、途中のこの図で

77角成同桂74歩

ここで先手の指し手が難しいです。55歩同歩同銀54歩66銀くらいで桂頭を守っておきますが、

64歩89飛33桂68金62金

この図の評価値は-87。44歩同歩同銀と、73桂~65桂のねらいがあります。後手にだけ打開策があるので、後手の作戦勝ちでしょう。

もっと前からAIに聞いてみると、

24歩には66銀

23玉26歩32銀27銀74歩38金

四枚美濃 (44銀~31角) には68角~46角が見えます。それは避けるとして、後手の指し方もいろいろあるのでしょうが、64歩36歩65歩

57銀44歩37桂43金

こんな図で、評価値は0近辺の互角です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする