名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-14 スーパー四間飛車(7)

2024-05-21 | 基本定跡の研究

次は「6筋早仕掛け」です。

先手が居飛車穴熊を目指したところで銀を出ます。なおこれまでは58金右を後回しにしていましたが、この形では先に指しています。時代の流れでしょうか。さて65銀がねらいですから、対策としては55歩、66銀、66歩です。順番に見ていきましょう。( 今はほとんど66歩ですけど。)

55歩65銀26飛45歩

ここで99玉だと46歩同歩 (飛交換できない) 76銀

この図の評価値は-417で後手有利です。

小林先生の本には書いてありませんが、

ここで99玉よりは78金のほうが良く、46歩同銀76銀86角

この図の評価値は0近辺の互角です。後手番振り飛車としては十分ですが。

ということで次は

66銀45歩55歩

65銀同銀同歩

この図の評価値は+100で互角です。小林先生は26飛46歩同歩35銀くらいの想定で

評価値は-91ですが、後手十分としています。

一応AIに聞いてみると、

ここは57金85銀88銀打76銀68角がよいと。

これで評価値は+100くらいを維持しています。

途中先手が55歩を突いたところですが、AIに聞いてみると、57銀と戻すのが正解だと。

後手は角交換を回避できず、77角成同桂33角66角同角同歩33角67金

先手は手得ですが穴熊が堅いわけでもなく、角は手持ちにしています。でもまあこの図の評価値は-196で先手ペース。後手の手順に問題があったようです。

66銀には、すぐに45歩を突きなさいと。

これで65銀をねらいます。57銀には32金として

評価値は+140、まだ先手ペースとは言え、スムーズに穴熊に組めるわけではないです。後手は「浮き飛車作戦」のような指し方をすれば良いでしょう。

 


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