名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS3-4 ダイレクト向い飛車(26):対策

2024-05-14 | 基本定跡の研究

昨日の途中の図です。先手の37銀~46銀の対策に、後手が33銀を43に繰り替えて待った形。

このまま駒組を進めるのは、先手が打開してまずまずというところでした。後手から動くとすれば、この図から54銀 (45歩ねらい) 56歩45桂

まず桂をさばきます。78金に64角を打てば59角

37桂成同角35歩55歩

後手は角を使いたいので、55同銀同銀36歩46角45歩

64銀46歩73銀成同銀26飛

この図の評価値は+333で先手有利です。玉の堅さと飛の使いやすさ (攻め駒にしやすい) が違います。

後手は角を打ってもうまくいかなかったので、

中間策で、78金に37桂成同銀と収めてみます。64歩46銀

45歩57銀37角

馬を作れるので後手が良くなったかと思えば、29飛15角成98香

なんと先手は地下鉄飛車を実現できるとは。24歩16歩14馬99飛25歩95歩

今は持ち歩がないとはいえ、飛角桂香で攻めることができます。後は実力次第なのですが、AIの最善手順を見てみると、95同歩同香同香同飛94歩

99飛91香97香95桂

後手はこの桂を打たないと、85桂打~93歩と攻められます。93歩同玉95香同歩94桂

94同玉は82角ですね。71金85歩92玉66銀

先手は右銀を使うのか。63銀75銀74歩86銀引41馬66角

51馬95銀83歩84歩

84同歩同角同馬同銀62角66角

83歩95銀94歩同銀95歩85桂

ここまで来てやっと評価値は+200くらいの所から+421で先手有利。手順を覚えても仕方ないですが、先手に分がある攻防でした。

 

ということで、ダイレクト向い飛車対策としては37銀~46銀が有効です。47銀型よりはかなり評価値が改善されています。お試しあれ。

コメント
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