アヴァン・デセール

デザートの前の口直しというところでしょうか？下からブランマンジュ、ムースのライチ、苺が積層になっています。
今、少し凝ったレストランでは、アヴァン・デセールを出すようです。デザートが重視されるフレンチならではと思います。
もちろんウエルカム！色がきれいですね！

フランス産乳飲み仔牛 キャベツ包みロースト

仔牛は牛肉とは別格です。特に乳飲み仔牛は牛肉とは思えません。きれいなピンクで繊細で柔らかく、噛むとほのかにミルクの味がします。聞けば、”Veau sous la mere"という紛れもない乳飲み仔羊だそうです。やさしい風味はキャベツで守られテーブルまで届けられました。

真鯛のグリエ

柔らかいあっさりした鯛の身の上にのっているのは食パンだそうです。揚げてあるのかカリカリで食感の違いが楽しめます。ソースはムール貝で作ったとのことで、こくがあり鯛に良く合います。
どの皿も思いがけない手間がかけられています。美味しい・・・ワインが進みます。

フォアグラと苺の「シブースト」仕立て

フォアグラのテリーヌに苺のムースをのせてあります。シブーストとあるのでクレーム・シブーストを使ってあるのでしょうか？上にはカラメルが乗っています。周りには食べられる花びらやソースで飾ってあり食べるのがもったいないほどです。フォアグラはテリーヌに仕立ててあるので、軽く食べやすくなっています。酸味のある苺のムースとよく合います。
これまで見ただけでもデザートの手法が多く取り入れられていることがわかります。聞けばシェフはパティシェ出身とのことです。然もありなんです。

イノシシのテリーヌ

ジビエは今だけの食材なので、選ぶよう心がけています。イノシシは以前も食べたことがあり、風味も強かったのですが、結論として以前の印象はぬぐえません。しかし、スパイスや調理でとても食べやすく処理されています。しかし、いい意味での特徴があってこそのジビエなのでしょう。これは、予約時点で、私がリクエストしたもの、この店は時々ジビエが登場するようです。今度はリエーブル（ウサギ）を食べたいものです。