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うるしの杜の制作手帖

ものづくりの過程や日常の気付きをつむいでいきます

アマゴとの再会

2025-05-01 14:17:45 | 釣り
中学の頃でしょうか?ずいぶん昔の事で、何時頃だったか記憶は曖昧なのですが、その日初めてアマゴを釣りました。
その時の場面だけは良く覚えています。なんてきれいな魚なんだと思いました。
釣りは父親の影響もあると思いますが、間違いなくこの時の経験が決め手だった気がします。
それから、釣りをしない時期もありましたが、長い間サクラマスやシーバスなど様々な魚と出会って来ました。しかしアマゴは機会がありませんでした。ですから約50年振りぐらいでしょうか?
やっと再会する事ができました。
釣り上げた時、確かに嬉しかったのですが、あの時に見た魚の美しさはありませんでした。
時を重ねると記憶はやはり美化するのでしょうか?
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マゼンタの花畑

2024-06-10 00:49:34 | 釣り
この時期、川岸や中洲が花で被われている場所があります。
川の側ですから石ころばかりで、他の植物がほとんど育たないような場所に、黄色や赤紫の花が、それぞれ競い合うように、まとまって咲いています。
釣りで行くポイントの近くの中洲が、特に花が多くきれいだったので、竿を車に残して、岸から浅瀬を渡り見に行ってきました。
黄色い花はキンケイギク、赤紫はムシトリナデシコと思われます。
サクラマスが釣れなくて、憂愁に閉ざされても、ひとりで一面の花に囲まれているのはいいものです。
私はこの時期の川の風景が一番好きです。
しかし、これらの花が盛りを迎える頃、サクラマスは終盤です。
滅多に釣れないサクラマスより、後に思い出すのは、こんな風景なのかも知れません。
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ブルー・アワー

2024-05-15 22:22:02 | 釣り
天気の変化、それに伴う光の移ろい。
釣りをする身にとって気になるものです。その途上、ふと「これっていいなあ」と思う時があります。
それは、かっこいい三日月が車を追いかけて来る時かも知れません。
あるいは、太陽を背に受けて水面に自分の影が映ると、その回りに仏像の光背のように光が放射状に照らされて見えることがあります。それはまるで仏様になったような気分です。しかしそうなるのは、もう少し待っていただきたいものです。
でもやはり、一番好きなのはトワイライト(マジック・アワー)の時間です。
作家の須賀敦子さんはイタリアのアッシジの夕焼けを
「すべて薔薇色に燦く」
と表現されました。私にはとても出来ない表現です。でも、写真を撮ることぐらいはできます。
最近、知った事ですがマジック・アワーの後にブルー・アワーの時間があるとのことです。それは天気の良い雲のない夕焼けの後、白い空が夜に向かって濃いブルーに変わる時間です。
今迄、一番星を見つける事しか思い付かなかったのですが、暗くなる迄の僅かな時間、紺碧に染まる空もいいものです。

また今日も釣果はありませんでした。
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銀鱗

2024-05-01 00:57:11 | 釣り
21gのスプーンを遠投して少し沈める。そして、巻き始めた途端、急に重くなる
何?大きなもの、何か?動いてる、何だ?ここまで来て、やっと首を振って抵抗しているのがサクラマスだと確信する。
緊張が走る。
距離があり手前には沈み根がある。テンションを保ちつつ、引き寄せにかかる。相手もフックを外そうと暴れる。
その時、過去のバラシが頭をよぎる。
昨年は、一本目が足許まで来てバラシ!
先週も、今年初めてのヒットが手前だった為、慌ててネットに気を取られました。その瞬間!銀鱗が反転して去っていきました。
それらの失敗が脳裏に浮かび、慎重に寄せようという心と、バラシの不安が交錯していました。
その為でしょうか?
自身の鼓動が激しくなるのを感じていました。
そして、今、銀鱗は目の前にいます。
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マジック・アワー

2024-04-17 12:34:45 | 釣り
夕焼けのことを、私はトワイライトと表現するのが好きです。しかし、この言葉はいくらか寂寥感を伴う気がします。
写真の世界ではマジック・アワーという言葉があるそうです。
沢木耕太郎さんが、この事について書いています。引用します。
「太陽が大きく西に傾いた夕暮れどき、黄金色の光を浴びて、風景も人物も、一瞬、美しく輝く。だから、カメラマンはこの時間帯に写真を撮ることを好むのだという。」
勿論、私はカメラマンではありません。
この写真を撮る事はできましたが、サクラマスを獲る事は出来ませんでした。
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