うるしの杜の制作手帖

ものづくりの過程や日常の気付きをつむいでいきます

自身の投影

2013-06-13 13:25:05 | 釣り
以前、ある方に開高健に心酔していると言われたことがあります。確かにそうなのかもしれません。であるならば、的確な表現であれば、引用させていただいても許されるのではないでしょうか?なぜなら私には到底こんな文は書けません。
”釣師は魚に自身の投影を見たがっていて、闘志満々の魚に遭遇すると、糸という電線をつたってその気力がこちらにほとばしりこんでくるように感ずるのである。精悍、老獪、気まぐれ、貪婪、賢明、器用、阿呆、魚もさまざまな性格を持っているが、釣師はどの性格も自身の分身と感じているのである。川以外のどこでも不分明にしか感じられず、とらえようもない自身の、何か、もしくはすべてを、ここで全身で確認したいのである。”・・・「もっと遠く!」・・・より引用
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