うるしの杜の制作手帖

ものづくりの過程や日常の気付きをつむいでいきます

ワタスゲ

2010-07-30 20:05:56 | 旅行
ワタスゲは花が終わると写真のような白い綿毛をつけます。果穂(カスイ)と言うそうですが、尾瀬ヶ原ではやはり桁が違い、大群落となります。猫じゃらしというとエノコログサとなりますが、ワタスゲのほうが猫が喜ぶ気がします。それくらいかわいいと思います。
綿毛のような花は、高山植物ではもう一つ有名なエーデルワイスがあります。日本ではウスユキソウといわれる花と近縁だそうです。葉が、綿毛で覆われ小さな白い星の形でどちらかといえば目立たない花です。昔、私がユースホステルを泊まり歩いていたときエーデルワイスの歌を知りそれ以来,憧れでぜひ見たいと思いました。しかし湿原では見られず、山の岩場にあるようで、尾瀬では、至仏山に見られるようです。そのときは、アルプスの花の代表でビロードのような綿毛に覆われているため、枯れない花として有名だと聞きました。私に体力があれば登山して花を探すのですが、至仏山に上るだけの元気がありません。確か北海道の礼文島まで行けば、標高が低くても見られると聞いたことがあります。果たしてこの先、出会えるでしょうか?
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ニッコウキスゲ

2010-07-25 18:59:22 | 旅行
尾瀬を訪れる人の多くが春の水芭蕉か、夏のニッコウキスゲを見るために訪れると思われます。それだけ人気があり尾瀬を代表する花と言われています。
私は1回目の尾瀬の訪問で、こんな美しいニッコウキスゲに出会えたことを嬉しく思います。確かに今までブログに書いたようにチューリップや桜の美しい景色を見てきました。しかし、それはあくまで栽培されたものです。このニッコウキスゲは国立公園の自然の姿です。ですからまったく次元が違います。尾瀬ヶ原の空間の広がりと花の一体感はとてつもなく広い花の絨毯であるにもかかわらず、あるがままであることが、静かにしかも、力強く心に響いてきました。 
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ヒツジグサ(未草)

2010-07-23 22:10:25 | 旅行
尾瀬ヶ原は湿原ですので池塘(ちとう)といわれる小さな浅い池が多くあります。そこには浮島と呼ばれる小さな丸い島がところどころに浮いています。そんな池にはたいていヒツジグサが水面を覆っています。睡蓮の野生種とのことです。やがて、昼近くなると白いかわいい花が咲き池を彩ります。小さいですが、見たところまさに睡蓮ですね。そして、その池の中を覗くとサンショウウオが潜んでいます。あまり見た目がよくないですが、両方、池塘を構成する大事な要素です。
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ギンリョウソウ(銀竜草)

2010-07-21 19:48:40 | 旅行
鳩待峠から尾瀬ヶ原に至る林道に不思議な花を見つけました。はじめは花かキノコかわかりませんでした。しかし、良く見ると花と思われます。色はありません、透明感のある白です。とても普通の植物とは思えない幻想的な姿です。スタジオジブリの映画を思い出しました。
尾瀬から帰って調べたところ、腐生植物といわれる種類の植物だそうです。菌類と共生して栄養素を得ているため光合成をする必要がなく、このような不思議な姿をしているようです。 
植物は光合成をするものだという、既成概念にとらわれているおじさんにとって、薄暗い林道の傍らで初めて見たときの驚きは、忘れられません。
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尾瀬ヶ原

2010-07-20 20:06:10 | 旅行
尾瀬に行ってきました。
天気が心配でしたが、旅行に合わせたかのように、梅雨が明け最高の天気に恵まれました。朝7:00から歩き始め、夕方4:40迄、尾瀬ヶ原をほぼ一回りしました。全工程20km近く歩いたことになります。大変疲れましたが十分それ以上の満足を味わいました。
空気はおいしく、ニッコウキスゲは一面黄色で満開、他にもワタスゲ、トキソウ、ヒツジグサなどのかわいい花が出迎えてくれました。一つの記事で表しきれないので、何度かに分けて書きたいと思います。
何故か、孤高の白樺が気に入りました。
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