うるしの杜の制作手帖

ものづくりの過程や日常の気付きをつむいでいきます

クレームブリュレの楽しみ

2011-08-25 20:26:18 | グルメ
レストランで最も親しまれているデザートをあげろと言われたらイタリア料理ならティラミス、中華料理なら杏仁豆腐、フランス料理ならクレームブリュレになるかもしれません。
10年ほど前"アメリ"という映画がありました。パリのモンマルトルのカフェを舞台にした人々の日常を描いた映画でした。主人公のオドレイ・トトゥがかわいく、ヒットした映画ですが、彼女の楽しみがこのクレームブリュレの硬いカラメルを割ることでした。
アイスクリームやムースなど滑らかな口当たりが多いデザートの中で砂糖の硬い膜を割ると言うのは新鮮な演出です。そして中からやわらかいバニラ味の濃厚なクリームが現われる、この対比!私も妻も大好きで、この映画のシーンは共感が出来ます。
他の店では、白い小さなココットと呼ばれる容器に入れ、アイスクリームなどと盛り合わせることも多いのですが、私はやはりこの大きめの浅い皿でカラメルを割る楽しみを十分味わいながらいただきたいと思います。
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思い出の積み重ね

2011-08-17 22:43:20 | 
私の人生の師である玉村豊男先生は本(田舎暮らしができる人できない人)のなかで書いておられます。
”若い頃は、サクラの花を見てもさほどの感慨は催さないものです。それが歳をとると、花の盛りを見ても、散り際を見ても、なにかしらものを想うことが多くなる。それは、年を重ねるごとに、サクラをめぐる思い出も積み重なっていくからです”
私もホームページのなかでサクラの花について、こんなことを書きました。
「後、何回この綺麗な櫻を見ることが出来るのだろうと思いました」
そのときは気がつきませんでしたが、先生の言われるように思い出が毎年積み重なっているのですね。
そんな風に、サクラだけでなく、花の風景はその時々の思い出と結びついているようです。
私が大学に行っていた頃、自転車で通う途中の長い街路樹の植え込みにマツバキクが植えてありました。濃いピンクの光沢のある花でした。丈夫なのでしょう、春から夏にかけて長く咲きかなり繁茂していたので印象に残っています。もちろんそのときはこの花の名前も知りませんでした。
思えば四十台半ばから学生をやり直しました。親子ほども違う他の学生と一緒に学ぶのは不安でしたが、私なりに頑張ったつもりです。そんな4年間の思い出がこの花とともに重なっています。
この花を見るとそんな学生時代を思い出します。
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思わぬ収穫

2011-08-16 23:08:25 | 釣り
相変わらずシーバスを追いかけています。いつもの場所がいつも道理の空振りで、前日、釣具店で教えていただいた新しいポイントに行ってみました。
河口近くにかかる橋の橋脚の付近の中層にワームで流していたら当たりがありました。大物ではなさそうです。それでもドラグを鳴らしながら、必死で巻いていきます。その途中、よくあることですが抵抗がなくなりフックが外れたような感覚があります。不安が過ぎりました。しかし、程なくして抵抗が戻り大きく引きますが、それほど暴れることなく寄って着ました。
魚を見て、何だ?頭が平べったい、とにかく引き上げます。またもや初めての獲物です。
近くでやり取りを見ていた人が急いできてくれました。
「マゴチです」と教えてくれました。これが”マゴチ”以前釣ったハゼの化け物みたいです。大きさは39cm
シーバス狙いですから外道は間違えありませんが、その方いわく、めったに釣れないシーバスより美味しい獲物だそうです。
ともあれ、お盆休み通じての坊主だけは避けることが出来ました。
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鶏肉3種(せせり、胸肉、もも肉)のゼリー寄せ

2011-08-04 22:11:16 | グルメ
3種とはいえ、鶏肉ですから素材としてはよくあります。それをゼリーで固めてパテ状にして綺麗に野菜が添えられオードブルとして出てきました。鶏肉のこんな出し方があるのですね。
オードブルはコースの始めとして重要な役割を担っています。メインより目立たず、素材、ソースも重複してはいけません。しかも、美味しく食欲をさらに起こさせメインにつなげなければ、いけません。
当然、刺激的な味、デザートのような色も普通使えないと思います。私たちは何気なく食べていますが、作る側はそのようなことを考えて作っているはずです。しかも安いランチのコストの中で。
この皿はもちろん、その水準以上で美味しくいただきました。
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マンゴーのババロアとイチゴのソルべ

2011-08-03 22:34:48 | グルメ
卵料理ではありません。マンゴーのババロアです。以前書いたスープでもいえるのですが、ここの料理は何でこんなに色が綺麗なのでしょう。食材は普通に考えれば加工すればするほど色が悪くなるのが
普通だと思います。このババロアはマンゴー本来の色より鮮やかになっていると思います.それをソースとソルベの赤が引き立てミントのグリーンが引き締めています。
見た目のセンスがこれほどなら味は言うまでもありません。
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