うるしの杜の制作手帖

ものづくりの過程や日常の気付きをつむいでいきます

木楽な会 作品展

2009-10-31 19:17:44 | 木工


私が所属する木工芸教室の作品展が始まりました。教室の5周年を記念して10人の参加者と先生が、それまで作った作品を展示しています。刳物、指物で56点、受講生の思いが表現されています。



私の展示部分です。刳物2点、指物5点で7点出しています。私の仕事である漆を生かして制作しています。ですので仕上げの拭漆だけでなく、額に金箔を張ったり箸置きに貝で加飾したりしています。写真ではわかりませんが作品のクオリティはまだまだで恥ずかしい限りです。しかしながらこういった発表の機会があれば、制作も進み評価をいただけるので有難いと思います。

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加藤和彦さんの思い出

2009-10-19 20:40:25 | 日常


私は、加藤和彦さんと会ったことがあります。渋谷にあるカルチャースクールに特別講師としていらしたことがあるからです。ワインの講座で試飲つきでした。ご存知のように加藤和彦さんはグルメで写真の本も出されていました。私もその頃ワインに凝っていて、この本も持っていたこともあり講座に参加していました。この本は「ヨーロッパ・レストラン新時代」という言わば食べ歩きの本で高そうなレストランが紹介されていました。こんなレストランへいってみたいな~とあこがれをもって眺めていました。実際、その後パリの店には行くことが出来ました。


さて、その講座で印象に残った話があります。それはシャンパーニュ(シャンパン)は安いという話をされました。高いシャンパーニュは数万円で手に入りますが、赤ワインはとても古いビンテージもあり桁が違うとおっしゃいました。ですからシャンパーニュはどれでも気軽にレストランで注文できるとのことでした。確かにそのとうりでしょう。数十万円以上考えられる赤ワインと数万円のシャンパーニュでは桁違いです。しかし私のレベルでは到底ついていけない世界です。フランスでも金に糸目を付けなければシャンパーニュを開けて食事を始めるといいます。加藤和彦さんはどれほどいいものを食べて高いワインを開けてきたのか想像がつきません。


講座の後、せっかくですからこの本にサインを頂きました。そしてこの本に紹介されている一番の憧れのレストランについて聞いてみました。それはフランスのコート・ダズュールにあるシャトウ・ドュ・ラ・シェーヴル・ドールです。「味はどうでしたか」と伺ったら即答で「美味しくない」と一刀両断でした。


 ご冥福をお祈りします。

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呉羽山展望台

2009-10-13 19:22:02 | 旅行


呉羽山展望台にいってきました。富山の風景で最も感動したのは、立山連峰です。雄大で畏敬さえ感じます。しかしここから眺める富山市の夜景も優れものです。そういえば数年前、初めて富山に来た時、飛行機からこの夜景を眺めていました。しかし、その時は、これからのことが不安で景色を楽しむ余裕はありませんでした。

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野生の鴨

2009-10-03 20:03:12 | グルメ


上高地で見た野生の鴨です。人を恐れず近くまで来てくれますのでかわいいのですが、おいしそうだと思ってしまうのは私だけでしょうか?フランス料理ではおそらくコルヴェール(colvert)といいます。ちなみに飼育された鴨はカナール(canard)です。こういった例はフレンチに多く他にはウサギが野生はリエーヴル(lievre)飼育されたものはラパン(lapin)といいます。名前が違うということは別の食材だということです。そうすると味の違いが気になるところです。それも出来れば同時に同じ料理で味わいたいものです。私は過去に二つの食材で試したことがあります。写真の鴨とうなぎです。鴨はパリのレストランで胸肉を味わいましたが、野生は脂が少なく肉が硬い印象でした。うなぎは日本橋の鰻の専門店で蒲焼を味わいましたが、野生は泥臭い印象でした。両方とも飼育されたほうが美味しく感じてしまいました。野生の滋味がわからないのは私の修行が足りないのでしょうか?

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