うるしの杜の制作手帖

ものづくりの過程や日常の気付きをつむいでいきます

シャルドネ

2012-03-18 20:05:58 | グルメ
シャルドネは最も広く栽培されている白ワイン用品種だと思います.
それは、安く多くの人に親しまれている側面もあると思いますが、高価な美味しいワインも造られています。モンラッシュもムルソーもシャブリも、そしてシャンパーニュを作るうえでも重要な品種です。
しかし、この品種で作られたワイン、ブラインドテストをしてもなかなか当たりません。私もよくはずしました。他の品種でいうとソービニオンブランなら青臭い酸味を持ちます。セミヨンならセミヨン臭と言われる独特の香りを持っています。しかしシャルドネは簡単に見分けられる特徴を持っていません。逆に言えば突出した性格を持っていないのが特徴であり、醸造方法、気候、風土により様々なワインが造ることが出来る可能性を持っています。
そのシャルドネで作られたリュリー サン ジャックは、黄金色で生き生きした味わい、程よい酸味で、洋梨のような黄色い果実の印象です。後味に甘い余韻が残る美味しいワインです。ポテトグラタンと合わせましたがとても楽しい食事となりました。
例えば、このワインの素材に樽香を強く与え凝縮させ、長く寝かせれば、蜂蜜の印象の芳醇なブケを持ったムルソーに近いものになるのかもしれません。そんなシャルドネもまた飲んでみたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

FLEUR

PAYSAGE