うるしの杜の制作手帖

ものづくりの過程や日常の気付きをつむいでいきます

栗拭漆小皿

2020-01-03 13:33:48 | 木工
栗の小皿を作りました。器を作る場合各辺の中央部をいくらか膨らませ張りを持たせるのが通常ですが、今回は逆にへこませ四辺の頂点を強調してみました。
作った2つのうち一つには縮杢が広く出てよい表情が出せたと思います。
栗は食べるのも刳るのも好きで木理も硬さも気に入っています。他にも材料が寝かせてありどんな形にするか思案中です。
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栂砂磨き小卓

2018-07-15 17:43:07 | 木工

杉や松などの針葉樹は年輪の硬軟が大きいため、砂磨きすることにより年輪を際立たせることが出来ます。そしてその技法は、過去に有名な作家が手掛けています。
無論、私にはそんな作品を超えることなど出来る訳もありません!
しかし、私なりの解釈でこの技法を用いることはできるかもしれません。
栂(つが)という木の波打つような木目が気に入ったので小卓を作ってみました。
砂磨きをした後、普通は、生漆で拭き漆をするところ、私は顔料の入った漆で色を付けてみました。
結果、砂磨きの凹凸の表現は十分でなく課題は残りましたが、それなりの味は出たと思っています。
また、違うアプローチを考えたいと思います。
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栃トレイ

2018-07-05 13:21:59 | 木工

このブログのタイトルは「うるしの杜の制作手帖」です。しかしながら今は食べ歩きと、釣行の記録に終始しておりこのままでは、如何なものかと思っています。でも実際は遅れ気味ではありますが制作もしています。最近は同じようなテーマでトレイや小卓などを作っていますので、その一部を紹介したいと思います。

これは栃のトレイです。全体に縮みがきれいに入っています。
技法としては、刳りもので、刃物で粗方刳っていき最後ペーパーで整え拭き漆を重ねます。
刳りものすべてに言えることですが、凹部の作成が肝心です。これが出来れば少なくとも作品の8割はできたようなものです。特に私はシャープな見え方を目指していますので時間をかけます。
この場合、特に底と立ち上がりの際の処理が大変でした。勉強になった作品です。
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木工芸教室 作品展

2014-05-20 20:33:12 | 木工
私が参加している木工芸教室の10周年記念の作品展示をしています。
教室に入りたての頃は刳りものをしていましたが、その後、木象嵌、指物と学んでいき今は漆を塗るための素地としての指物を作っています。今回の展示も指物に漆を塗ったものを主に7点出しました。
改めて先生を含めて受講生の作品をみると自分に足りないものが見えてきます。それは技術であったりセンスであったりします。
そして現状不足しているものは仕方ないとして、私の次の作品の方向性やイメージだけでも見えてくると言いのですが・・・
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木楽な会 作品展

2009-10-31 19:17:44 | 木工


私が所属する木工芸教室の作品展が始まりました。教室の5周年を記念して10人の参加者と先生が、それまで作った作品を展示しています。刳物、指物で56点、受講生の思いが表現されています。



私の展示部分です。刳物2点、指物5点で7点出しています。私の仕事である漆を生かして制作しています。ですので仕上げの拭漆だけでなく、額に金箔を張ったり箸置きに貝で加飾したりしています。写真ではわかりませんが作品のクオリティはまだまだで恥ずかしい限りです。しかしながらこういった発表の機会があれば、制作も進み評価をいただけるので有難いと思います。

コメント (1)
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